「なぜ、脱毛を?」意外なエピソードがたくさん聞けました

なんとなく、目にすること、耳にすることが増えてきた「メンズ脱毛」。

詳しく知りたいけど、そんなオープンに話すことでもないし……(って思ってた、今までは!)

ヒゲ脱毛の方から全身脱毛の方まで、3名の経験者にその理由やきっかけを聞いてきました。みんなすんごいオープン。

01.
「テーピングもコンプレッションウエアも◎」
ビーチサッカー選手 服部大樹さんの場合

サッカー歴が長い服部大樹さんにとって、脚の毛を剃ることは学生時代からの習慣だったそう。

「テーピングを貼るために自分で剃ってました。そしたらだんだん濃くなってきて。それで昨年脱毛をしたんですよね」

実際、格闘家や水泳選手など、肌の露出があり、かつパフォーマンスに影響を及ぼすような世界では脱毛は一般的になりつつある。とくに現在は “ビーチサッカー選手” として活躍する服部さん。フィールドでやるサッカーとも全く条件が変わってくるという。

「ビーチサッカーの場合、体毛の上からテーピングをしていると、その間に砂や汗がどんどん入ってきてしまって、試合が終わる頃にはテーピングの粘着力がなくなってしまうんですよね。とくに最近は肌を着圧するコンプレッションウエアを着るのがスタンダードなので、脱毛しているほうがピタッとフィットする感覚は強いです」

なるほど。服部さんが脱毛をしたのは、テーピングやコンプレッションウエアの性能を最大限発揮するためであり、そこにビーチサッカーという競技の特性も関わっている。

「競技中は砂まみれになるので、脚だけではなく腕も脱毛しました。いちいち砂を払わなくていいので、すごくラクになりましたよ。チームメイトを見ると、まったく気にせず競技をしている選手もいますし、そもそも薄くてほとんど気にしてない、という人もたくさんいます。ただ脱毛に対して、ひとつの個人の選択として、フラットにもオープンにもなってきてると感じます」

そんな服部さん、今ではヒゲ脱毛にも意欲的に。

「アゴ先やフェイスラインは残したいんですけど、鼻下や頬はいっそなくしてもいいかなと思ってるんです。平日はITベンチャーで営業職をしているので、朝の剃る時間がなくなるのは嬉しいですよね」

服部大樹さん

元J3選手で、膝の故障をきっかけに引退。現在はITベンチャー企業に勤めながら、膝への負担が少ないビーチサッカーの選手としても活躍。生涯スポーツとしての普及活動やビーチクリーン活動などにも前向きに取り組む。

02.
「脱毛もセルフプロデュースのひとつ」
バーテンダー/バリスタ 野邑翔さんの場合

「もともと乾燥肌で体毛も濃いほうだったので、剃るとかみそり負けしちゃって肌がバキバキになってたんですよね。そこから化粧水や乳液を使うようになりました。20代前半はニューヨークに住んでたんですけど、向こうって当時から男性用のスキンケアが充実していて気をつかっている人も多かったし、とにかくみんなカッコ良かった」

Deus Ex Machina原宿、FUGLEN TOKYO、渋谷パルコチョンプーなど、数々の人気店でバリスタ/バーテンダーとして活躍されてきた野邑翔さん。

現在は、馬喰町にあるDDDホテル内カフェ・バー「abno」でバーテンダーを務める。

「僕はヒゲ脱毛ではなく、体の全身脱毛をしています。今のところ、ヒゲは自分で剃るのが好きなので(笑)」

そんな野邑さんが脱毛したきっかけは、お客さんの前に立つ、つまり「接客」という仕事ならではの理由があり、アメリカで体験した「セルフプロデュースの大切さ」からつながっていた。

「たとえば日本の飲食業界って、あまり各プレイヤーにスポットライトが当たってない気がするんです。アメリカで感じたのは、店員さん一人ひとりがプロフェッショナルとして個性を持っていたり、ファッションやスタイルにこだわりを持っていること。チップ文化っていう理由もあると思うんですけど、それぞれがしっかりセルフプロデュースをしている」

「僕にとっては、脱毛もその一環なんですよね。たとえばいいパンツを履く、いい靴下を履く、いいフレグランスをつける、とかも同じだと思うんです。目に見えない部分でも自己投資したりこだわりを持つことで、自分に自信が持てたり可能性を広げることができる。お客さんの前に立つ人間としてのギャップにもつながりますよね。そこから話が広がったり、『この店員さん、面白いな』って懇意にしてもらえることもありますから」

自身の周りや、一緒に働く若いメンバーを見ても時代の変化を感じることが増えたという。

「青ヒゲが気になるから、とファンデーションでベースメイクしている男の子もいるし、どんどん変わってきていますよね。もっとメンズ化粧品も増えて欲しいし、メンズ脱毛だって、それぞれが自信を持てるようにセルフプロデュースを楽しめばいいと思いますよ」

野邑翔さん

20代で渡米し、ダンサーやファッション分野での経験を経て、帰国後はバーテンダー・バリスタとして活躍。Deus Ex Machina原宿、FUGLEN TOKYOなど、数々の人気店の立役者。現在は馬喰町「abno」に務める。

03.
「ヒゲ脱毛が、メンタルのプラスに」
広告代理店勤務 田中雄貴さんの場合

2019年まではホテルのフロントマンとして働いていたという田中さんは、現在広告代理店の営業として多忙な毎日を送る。

そんな田中さんは、思わぬタイミングでスキンケアと向き合うようになる。

「学生時代に海外留学しまして、そこで日本と異なる水や食事に触れ、一気に肌荒れしてしまって……。もともとヒゲが濃いのがコンプレックスだったんですけど、海外ではヒゲを伸ばすカルチャーもあるし、当時は伸ばしていたんです。ただ帰国して就活のため、ヒゲ剃り生活が始まるとやはり清潔感が気になるようになり、徐々にヒゲ脱毛を意識するようになりました」

いわゆる「デザインヒゲ」と呼ばれる、一部は残しつつも、青みが気になってしまうようなラインを脱毛処理したという田中さん。

「青ヒゲって、顔色が悪く見えてしまったり、お客さんから『昨日飲みすぎた?』なんて言われることもあって(笑)。脱毛してから顔色が良くなったと言われるようになりましたし、何より自分のメンタルにいいですね。鏡を見るたびに気分が落ちるようなことが減りました。まだ完全には終わってないんですけど、余計な悩みがなくなっていくので前向きになれますし、朝の時短になるのもいい。かみそり負けしてニキビができたり肌荒れすることもなくなりました」

現在、25歳の田中さん。自身もヒゲ脱毛についてSNSで発信しており、同僚や友人から「どんな感じ?」と聞かれることも多いという。

「普段からチェックしているタレントさんやYouTuberの方が肌荒れやスキンケア方法をカミングアウトしているので、僕自身も参考にしたり、同じ悩みを共有できるんだなと感じます。メンズ脱毛に興味がある友人も多いですし、ジェンダーレスなスタイルがトレンドなので、男女問わず清潔感に気をつかう方が増えていますよね。最近のサロンってとてもオシャレだし、行ってみると同世代の方がたくさんいます。僕自身もまったく抵抗感なく通ってますし、ヒゲ脱毛していることもオープンにしてるんですよ」

田中雄貴さん

大手広告代理店にて営業職を担当。前職ではホテルのフロントを経験したこともあり、メンズコスメや脱毛への意識も高く、日頃から清潔感を保つためのセルフケアを行なっている。

「メンズ脱毛」には
それぞれの理由があっていい

まさに、三者三様の脱毛体験。理由やきっかけは違えど、印象的だったのは誰もがポジティブにオープンに語ってくれたこと。

ちなみに、「毎日のヒゲ剃りタイム」を5分とした場合、1年(365日)で1,825分=30時間25分もの時間になります。この時間を他のことに充てたい、って感じる人も多いはず。

これを30年つづけると、54,750分=912時間30分にもなるワケですから!

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※ 記事内の各コメントはメンズ脱毛を利用した個人の感想で、メンズTBCの脱毛経験に基づくものではございません。