「トナカイ専用の橋」がスウェーデンに誕生予定!
スウェーデン政府が着工に取り掛かった、トナカイが安全に道路をわたるための橋がある。
「クリスマスプレゼントを運ぶため?」
いや、トナカイたちの生存のためだ。
意外と知られていないが、トナカイは地面や木に生えている“ハナゴケ”を主食とする。しかし、近年は気候変動の影響で雪の代わりに雨が降り、そのまま地面が凍ってしまい、ハナゴケがとれなくなってしまっているらしい。
そうした状況から、仕方なく別の場所で食糧を確保すべく、交通量の多い道路を横断するトナカイたちのために作られているのが「renoduct」といわれる橋なのだ。
一方で、じつは林業、鉱業、インフラ工事なども、トナカイたちの生存エリアが失われていることの要因だといわれている。......だとすれば、橋を作るだけでは根本的な解決策にはならなそう。
しかし、せめてもの対策として、いくつか建てられる橋がうまく機能することを願うばかりだ。
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