火星に100万人が暮らせる「サステナ重視」の都市構想
地球の外に住む。
人類が憧れ続けてきたこの夢が、ついに現実となるかもしれない。
昨年10月、月や火星での生活を研究する専門家の国際コミュニティーである「SONet(The Sustainable Offworld Network)」が、火星都市構想のコンテストを開催した。
勝ち上がった世界的な建築スタジオ「ABIBOO」が発表した火星のランドスケープは、長年の人類の夢を大きく前進させそうだ。
© abibooarchs/YouTube
岩肌に未来的な建造物が並ぶ姿は、さながら『スター・ウォーズ』の世界のよう。
美しいデザインも然ることながら、ABIBOOの構想がこれまでの計画と大きく異なるのは、“サステイナブル”をキーワードに自立して発展できるところ。
100万人を収容できる「nüwa」と5つの周辺都市は、それぞれ農業や水源確保など生活に必要な機能を共有しており、火星の地形や資源を循環、再利用することで地球から独立して“持続的な生活”を送ることができるという。
サステイナビリティが重視される現代ならではのソリューションによって、長年にわたって夢見た火星での生活が近づいているかも。
これからの展開を楽しみにしたい。
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