Tレックスの意外な新事実!これぞ「ギャップ萌え」か?
強靭な肉体を持ち、狙った獲物は逃さない、最強の恐竜ティラノサウルス・レックス。
『ジュラシック・パーク』シリーズをはじめとする映画作品などで、牙をむき出しにして走るクルマを追いかけるシーンなどが印象的なあの肉食恐竜が「実際は人間と同じくらいの速度でしか歩けなかったのでは?」という最新の研究結果が科学誌『王立協会オープンサイエンス』に発表された。
その歩行速度......なんと4.6km/h!
なんでも、従来の研究ではその長い“尾”を完全には考慮に入れていなかったらしい。
そこで、研究チームは改めて体長12mあるティラノサウルスの化石をもとに、「体の各部分が共振する特定の歩調」を算出し、足跡の化石からみられる歩幅と合わせた。
その結果、推定時速4.6kmという意外な数字が出てきたそうだ。
Tレックスがその時代を統べた暴君であったことにかわりはないようだが、横断歩道をわたっている最中に歩行者用の信号が点滅し、「あ、急がなきゃ」ってレベルの小走りで逃げ切れてしまうことを考えると......そんなに怖くないかも(笑)
とはいえ、恐竜には、まだまだ解き明かされていない秘密が多くありそうだ。
詳しい研究内容が知りたい方はこちらから。
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Reference: 2021 The Royal Society
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