会津の民芸品「赤べこ」と「サルバドール・ダリ」がコラボ

今年は福島県会津地方の郷土玩具「赤べこ」が各所で売り切れ続出なのだそうだ。

そんななか、サルバドール・ダリの作品を数多く所蔵する「諸橋近代美術館」では、「ダリ」と「会津民芸品」をコラボさせた新しいミュージアムグッズ「ひげべこ」を、同館ミュージアムショップにて発売した。

モダンなホワイトベースとスーツを着た風貌が印象的な2種類を、昭和37年より張り子の伝統を守り続け、女性職人も活躍する「野沢民芸」が手がけている。

「赤べこ」の由来は諸説あるが、大地震で倒壊した会津の寺を再建する際、大活躍した赤い牛がおり、その牛にあやかった置き物を「守り神」として家に飾るようになり、その後、会津地方で「天然痘」が蔓延した際には、この赤い牛の置き物が身代わりになってその家の家族を感染から守ってくれたという言い伝えもある。体に描かれた黒い模様は、天然痘を患った痕だ。

そんなことから、どうやら、「コロナ禍」であり「丑年」の今年、赤べこの人気に火がついた様子。

なお、かく言う「ひげべこ」も、当初の予想をはるかに上回る人気となったため現在完売状態。再入荷時期は未定だが、目処が立ち次第HPやSNSで告知されるとのことなので、気になった人はマメにチェックを。再入荷後も瞬殺の予感。

© 諸橋近代美術館

「諸橋近代美術館」

【公式ホームページ】https://dali.jp

Top image: © 諸橋近代美術館
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