ステイホーム中の「部屋着」が、まさかのアップサイクル!
世界がいよいよ再び動き出そうという気運高まるなか、新たな変異株の出現により、いつまた自由に旅を楽しめるときがやってくるのか。もう少し、我々にはガマンが必要なようだ。
さて、ポストパンデミックの旅行客を引き寄せるべく、アイスランド政府がこの夏、興味深いキャンペーンを実施していたのをご存知だろうか。
内容がこちら。
「履き古したスウェットパンツをトレッキングブーツと交換します!」
どういうこと?
ちなみに、当時アイスランドの一日の感染者数は1桁台、感染者0という日も少なくなかったという状況を踏まえて読み進めていっていただきたい。
このキャンペーン、首都レイキャビクにあるポップアップストアにスウェットパンツを持ち込むと、たった1日でトレッキングブーツへと作り替えてくれるというもの。
パンツをアップサイクルして本当にブーツになっちゃうんだから、その技術に驚かされるのと同時に、同キャンペーンが当時の人々のあいだに広まっていたであろう、悶々とした想いを晴らしてくれる効果もあったのではないかと思うわけで。
というのも、パンデミック中、ず〜っと着ていたスウェット(=部屋着)は、さぞかしくたびれていたことだろう。そのステイホームのいわば“お供”を、いつかコロナが収束した日に活躍してくれるであろう、今度はアウトドアの相棒として生まれ変わらせようというのだから。
それにつけても、スウェットからブーツとは恐れ入る。が、これが実に性能は優秀だそうで。
ソールはしっかりトレッキング仕様で、いわく「ソファから冷蔵庫までの道よりも厳しいハイキングコースに対応」しているらしい(笑) アッパー部は耐水素材で水辺でのアクティビティに最適。レースも結びやすく、すぐ旅に出かけられる。
特筆すべきはスウェットのリブをブーツのパッドに活かした設計。リブの収縮がうまいこと足首を包み込むことで、寒さをしのげるというわけだ。じゃあリブがびろびろだったらどうなの?は、不問としていただきたい。
サステイナブルで実用的、そしてユーモアもある。国土のほとんどが大自然のアイスランド。美しい環境が保たれているこの国ならではのキャンペーンといえるんじゃないだろうか。
国をあげてクリエイティブな取り組みを進めるアイスランドに2022年も注目だ。