ウール繊維メーカーの逆襲。「石油だらけのプール」が意味するもの【動画】

環境負荷生産者保護に力を入れていることで知られている「ザ・ウールマーク・カンパニー」。

彼らが「Wear Wool, Not Fossil Fuel(化石燃料ではなくウールを着て)」というメッセージを込めた動画に注目したい。

© The Woolmark Company / YouTube

動画の始まりは、石油で埋め尽くされたプールから人間が飛び出してくる様子から。

その泳いでいる姿とともに「25分ごとにオリンピック仕様のプール分の石油が、合成繊維の製造のために使用されています」というテロップが表示される。そのあと、ウール繊維は100%自然由来で、100%生分解可能で、100%再利用可能だとアピール。

この動画を観て、どれだけの石油が洋服製造の過程で使われているのかを改めて知った人も多いのではないだろうか? ちなみに、ポリエステルなどの化学繊維は生分解されるまでに数百年かかるとも言われている。

だからこそ、「ザ・ウールマーク・カンパニー」は少しでも多くの人に自然由来の繊維でできた洋服を身につけるように訴えかけているのだろう。これ以上、地球に負荷をかけないために。

英語にはなってしまうが、より詳しい天然繊維と化学繊維の関係性についてもサイト内で公開されている。興味がある方はコチラから。

Top image: © iStock.com/Kirill Gorshkov
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