仕事は「物々交換」でしかしません。世界初の「VtoVカンパニー」誕生

“対価”とは、提供したものに対してもらう“報酬”のこと。それは、決して“お金”だけではないはず。

それを体現する「おかね以外の新たな対価」を楽しみながら模索し、仕事をしようという世界初のVtoV(Value to Value)カンパニーが、今月1日に設立された。

物々交換のみで仕事をするという「おすしカンパニー」だ。

©合同会社DIGDOG

仕組みとしては、クライアントのValueに応じてコンサルや企画などのブレーンを提供し、対価にお金を用いないという。

みかん農家ならみかん100個、不動産なら土地の遊休使用権利などを例に挙げ、どんな人にもどんな街にも、会社にもあるであろう対価となる価値をクライアントと一緒に見つけていくそうだ。

©合同会社DIGDOG

同社を構成するのは、「タクシーアプリGO」などのコミュニケーションデザインを手掛けた川名孝幸(中トロ)、ブランドの企画やアートディレクションをおこなう木本梨絵(ヵンパチ)、モビリティサービス「CREW」を開発した須藤信一朗(シャコ)、新宿ゴールデン街のレモンサワー専門店「OPEN BOOK」店主の田中開(干瓢巻き)、日本と中国のコンテンツ産業の橋渡しをしている陳暁夏代(あおさ汁)、日本初のフードレーベル「ツカノマノフードコート」主宰の古谷知華(炙りえんがわ)の6人。

世界にも広く通用する特別な食べ物である「おすし」を対価の最小単位とする意味で、「おすしカンパニー」と名乗っているとのこと。

文化、生活様式、教育、情報などの多様化により価値観が変動するこの時代に、人間の生活原理に立ち戻ったような「おかね」に頼らない仕事の姿を提示してくれるカンパニーとなってくれそうだ。

『おすしカンパニー』
【公式サイト】http://osushi.company
【公式instgram】@osushi_company_official
※おすしカンパニーは任意団体です。

Top image: © 合同会社DIGDOG
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