「ようやく家だ！」メルケル前首相をねぎらうIKEAのユーモラスな広告

2021年12月8日、ドイツのトップとして15年間同国を率いたメルケル首相がその任務を終えた。

メルケル氏は国民からの支持も厚く、国民に寄り添う頼れるような存在といったイメージから、ドイツ国内では「ムティ（お母さんというより、“お母ちゃん”というニュアンス）」と呼ばれて親しまれる存在であった人物。

また、欧州連合でも強い存在感を示していた同氏には、欧州の各国からも労いのコメントが寄せられているようだ。

なかでも、スウェーデンの大手家具ブランドである「IKEA」が出したユーモラスな広告が話題となっている。

IKEAのドイツ支社が各SNSに投稿したのは、同社のアームチェアに座ったメルケル氏の写真が使われた広告。

「Endlich zu Hause（ようやく家だ）」と大きく書かれたイメージには、「オペラグラスを取ってくれませんか？（現ドイツ首相の）オラフがもう忙しいかどうか見たいんです」との文言が添えられているようだ。

メルケル氏は、現在67歳。彼女が優しくも揺るぎない演説をもう見ることができないのはとても残念であるが、どうかまずは穏やかな日常を過ごして、休息をとってほしい。