アメリカで注目される「Representation Matters」という考え

今、アメリカで「代表は大切だ」という意味を持つ「Representation Matters」が、一部の人たちの間で注目を集めている。

きっかけは、2歳の男の子Kenzo Brooksくんのリアクションから。

彼はディズニーの新作映画『ミラベルと魔法だらけの家』を観ていた際に、自分にそっくりなキャラクターのアントニオを発見し、とても嬉しそうな表情になったという。

両親はその様子を眺めており、SNSで先に紹介した考えをハッシュタグにした「#representationmatters」をつけて、アントニオを目の前に笑顔になっているKenzoくんの写真を投稿。

Kenzoくんの話はアメリカ中で話題となり、さまざまなメディアから取材を受けることに。「Representation Matters」と感じさせるからだ。

この考えは、自分と同じようなバックグラウンドを持つ人がロールモデルとなり、その人に多くの影響を与えるから、代表となる人のイメージは大切だというもの。背景には多様性を重んじようとする尊い想いがある。

Kenzoくんの場合は、自分にそっくりのキャラクターがいたことによって笑顔になった。一方、これが悪者として描かれていたとしたら、彼の気持ちはどうなっていただろう......?

だからこそ、代表となる人は大切なのだ。

Top image: © iStock.com/Angelina Bambina
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