2020年にアメリカで起きた銃の乱射事件、611件。この現実、どう捉えますか?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

サミュエル・コルトが「回転式拳銃」の特許を取得した日

洋の東西問わず、銃撃戦のシーンが描かれた映像作品やマンガ&アニメのほぼすべてに登場しているといっても過言ではない米・銃器メーカー「コルト」の製品。

今から187年前(1836年)の今日2月25日は「コルト(コルト・ファイヤーアームズ)」の創業者であるサミュエル・コルト氏が「回転式拳銃」の構造で特許を取得した日です。

回転式拳銃とは、回転するシリンダー(弾倉)に複数のチャンバー(薬室)を備えたタイプの銃で、俗に「リボルバー」と呼ばれるモデルです。日本の多くの警察官が職務中に携行しているのがこのリボルバーで、装弾数は5発。

一方、海外の国々の警察官がもつ銃のほとんどは「オートマチック/自動式拳銃」といわれる機構のもので、装填できる弾は10発以上。さらに、その多くは日本の警官がもつ銃とは比較にならないほどの高い威力をもっています。

お察しの通り、これは銃を使った凶悪犯罪の件数の違いによるもの。それに対応するためです。

「警視庁刑事局組織犯罪対策部薬物銃器対策課」の発表によると、2020年に日本国内で起きた銃の発砲事件は、前年より4件増の17件。対して、同年、アメリカで“乱射”と呼ばれる凶行だけに限っても、その発生件数は、なんと611件にものぼるのだとか......。

世界的に銃規制の気運は高まりながらも、主に経済や政治的な理由からなかなか大きな進展がみられないなかで、今、私たちにできることとは──?

Top image: © Muharrem Sezener/Shutterstock.com
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