ロールスロイス、100年以上使用していたカーマスコットを初めてリニューアル

長い歴史を誇る、自動車界の超名門「ロールス・ロイス」。

そして、その誇り高きボンネットを111年もの間飾ってきた“世界一有名なカーマスコット”こと「スピリット・オブ・エクスタシー」。

未来永劫変わることなく思われた彼女だったが、なんと先日、初めてとなるリニューアルが発表された。

© Rolls-Royce Motor Cars

2月6日、ロールス・ロイスの公式HPより「スピリット・オブ・エクスタシー」のリモデルが公開。

この2月6日という日付は、彼女が正式にロールス・ロイスのカー・マスコットとして登録された日で、111年を記念しての発表だという。

このリモデルは、同社が発表した最新EV車「Spectre」に搭載するためのもので、これまでのモデルと比べかなり流体的なフォルムを持つSpectreのデザインに合わせたモデルチェンジとなっている。

© Rolls-Royce Motor Cars

具体的には、背丈が少し小さくなり、“翼”と呼ばれる衣の形状が変化。

これらはよく見比べないと気づきにくい変化だが、もっともわかりやすいのは姿勢が変わったこと。

© autocar_india/Instagram

以前の像と比べてみると、片足を前に出して踏み出すような、より「前進」を感じさせるもので、全体的にSpectreの流線的なフォルムを意識したものとなっている。

現代的なデザインのEV車に合わせて、100年以上も続いた“世界一有名な”アイコンを更新した……それほどに時代が変わった。すなわちEV車の必要性が大きくなったということを示しているのかもしれない。

廃れない名門、ロールスロイスの新時代への意気込みが感じられる。

Top image: © Rolls-Royce Motor Cars
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