「アフリカの魂」をまとったBMWアートカー

「BMW」が、パリでアートカーを一般公開。現代ビジュアルアーティストのジュリー・メレツ(Julie Mehretu)が、ワールドプレミアを飾ったようだ。

BMWのレーシングカーを芸術作品に

©BMW AG

エチオピア系アメリカ人のジュリー・メレツにより、BMWのレーシングカーがパフォーマティブな芸術作品へと変貌。自身の絵画『Everywhen』からインスピレーションを得ることで、アイデアを形にすることに成功したそうだ。

©BMW AG

同氏がこのアートカーを「パフォーマティブな芸術作品」としたのは、展示するだけではなくレースに参加するものとして捉えているから。

「このアートカーはレースを終えて初めて完成する」と述べているように、先日開催された「ル・マン24時間レース」に実際に出場することとなった。

アフリカ大陸における
クリエイティブの可能性を広げる

今回、メレツはアートカー以上のものを生み出すことに。というのは、彼女のデザインはアフリカの若いアーティストたちのクリエイティビティを促進することになったから。

今回の「BMW」とのコラボには、2025年と2026年にアフリカの各都市で実施される「PanAfrican Translocal Media Workshops」への取り組みも含まれているらしい。同ワークショップはアフリカの新進アーティストのためのプロジェクトで、アフリカ大陸におけるクリエイティブな可能性を広げることが目的なんだそう。

メレツに導かれたアフリカのアーティストが、将来「BMW」のアートカーをデザインする——。そんなことも、あるのかもしれない。

Top image: © BMW AG
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