環境に優しいEVが「環境に悪影響」を及ぼしているらしい……

環境に優しい、燃費が良いなどのメリットがあるとされる電気自動車。だが、タイヤの摩耗がガソリン車と比較して早いらしい。

『The Miami Herald』が報じたところによると、電気自動車のタイヤは走行距離が約1万3000kmから1万6000kmに達した時点で交換することが多いらしい。これはガソリン車の4分の1または5分の1にあたるのだとか。

原因は車体の重量にあるようだ。

モーターを動かすバッテリーが搭載されている分、ガソリン車よりも車体重量が重くなることが原因のよう。たとえば「ゼネラル・モーターズ」のGMCハマーの場合、EV車の重量が約4000kgなのに対し、ガソリン車の重量が約3000kg。

大手タイヤメーカー「MICHELIN」は、同紙に「電気自動車に使用される標準タイヤはガソリン車よりも20%早くタイヤを消費する」とコメント。

そのため、現在MICHELINはパンクが自動的に直るタイヤの開発を進め、スペアタイヤを積まずに済むようにするなど、電気自動車の重量を減らす試みを進めているという。

ただ、ガソリン車と比べて、電気自動車に使用するタイヤのコストが高く、ガソリン車の相場約4万円に比べて、電気自動車の相場は約15万円。耐久性の高いタイヤとなると費用はさらに高額となることも予想されている。

さて、このタイヤ摩耗問題。どうやら環境汚染にも繋がっているそうで……。

タイヤが擦り減って発生する破片が雨水と共に水路に流れ込み、河川が汚染されて、鮭の生態系に影響を及ぼしていることがアメリカ・ワシントン州立大学が行った研究で明らかになったそうだ。

2023年には日本政府が購入の際の補助金を出すほど、推奨されていた電気自動車。ランニングコストがかかることはやむなしとしても、環境にも悪影響を及ぼしているとなると……はたして消費者は、どう考えるだろうか。

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