Twitterの「反対投票ボタン」全世界でテスト開始

Twitterに追加された新たなボタン、お気づきだろうか?

もうすでに使ったという人も少なくないかもしれない。昨年7月から一部ユーザーに対してテストを開始してきたリプライへの「反対投票ボタン」。そのテスト対象をさらに拡大し全世界のユーザーが対象となったようだ。

実際に使用したユーザーの多くは、反対投票ボタンを押す理由に「リプライが攻撃的だと感じた」「無関係と感じた」「その両方」を挙げているという。

Twitter公式によれば、反対投票ボタンはユーザーが見たくないコンテンツを目に触れる機会を減らすことを目的としている。反対投票は入れた本人のみに表示され、反対票の集計は非公開とするそうだ。

これまでの実験結果では、目にしたくないコンテンツにフラグを立てるために使われるが多かったと、Twitter公式は伝えているほか、実際に使用したユーザーはTwitter上での会話のクオリティが向上したとの回答も得ているようだ。

今後の結果を受けて、将来的にリプライ欄の仕様を考えるとのことで、実用化についてなんらかのアップデートがなされることが読み取れる。

SNSでの誹謗中傷をはじめ、ネット上のさまざまなトラブルを回避する手立てとなる可能性ももちろんあるだろう。

同時に、意見の多様性とはなんなのかーー。反対投票ボタンがSNS上のコミュニケーションについて、いま一度考え直す機会となるに違いない。

© Twitter Support / Twitter
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