「ジャムの起源」は旧石器時代!当時の人類は超グルメ?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

ジャムの日

113年前(1910年)の今日、長野県で農業を営む塩川伊一郎氏がときの天皇にある品物を献上します。

その品物とは「いちごジャム」。それに由来し、毎年4月20日は「日本記念日協会」が認定する「ジャムの日」です。

パンやスウィーツのお供としてはもちろん、調味料としても重宝されるジャム。その歴史は非常に長く、なんと今から1万5000年ほどまでにまで遡るといわれています。

ときは旧石器時代。土器は存在せず、人類は打製石器や動物の骨などを使った骨角器で獲物を狩りながら移動する生活を送っていたころ。

そんな時代に誕生したジャムのルーツは、なちみつで野生の果実を煮た、現代のそれとさほど違いのないものだったようです。

「うさぎ肉のソテー セルバチコとラズベリージャムを添えて」──。

こんなフレンチのメニューにありそうな一皿を食べていたかもしれないことを思うと、当時の人類は相当な美食家だったのかも?

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