「人が恋に落ちるのは、万有引力のせいではない」──天才・アインシュタインについて
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
アインシュタイン記念日
有史以来、“天才”と呼ばれる人物は数知れず。しかし、ジャンルや時代を超え、この人ほど天才の呼び名に相応しい人物はいないのではないでしょうか。
アルベルト・アインシュタイン。
ご存知、相対性理論をはじめとする数々の研究、発表によって“20世紀最高の物理学者”と称される人物です。
118年前(1905年)の今日6月30日は、アインシュタインが自身の代表的な研究のひとつである相対性理論に関する最初の論文『運動する物体の電気力学について』を著名な学術誌『Annalen der Physik(アナーレン・デア・フィジーク)』に発表したことにちなんだ「アインシュタインの日」です。
さて、もうひとつ、昨年2022年が、そんなアインシュタインにまつわる記念すべき年だったことを知っていますか?
アインシュタインは物理学研究における数々の功績が認められ、ノーベル物理学賞を受賞するのですが、その年、さまざまな事情から受賞者の発表が遅れ、本来であれば1921年に発表されるべき内容が年をまたいでしまったのだとか。
つまり、彼のもとに受賞の報が届いたのは1922年。昨年は、アインシュタインがノーベル物理学賞を受賞してちょうど100年のアニバーサリーイヤーにあたるのです。
しかも、アインシュタインがその知らせを聞いたのは、なんと日本に向かう船上だったというのだから驚きです。
そんな日本とも運命的な何かを感じざるを得ない、天才物理学者に関係深い2022年6月30日の今日、彼が残した一つの言葉をここに送ります。
Information is not knowledge.
(情報は知識にあらず)
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