何かあったら「人のせいにする」のも、大事!
みなさんは楽観的なタイプ? それとも悲観的なタイプ?
ちょっと聞いた話、悲観的な人は毎日を十分に楽しむことができないだけでなく、どうやら心臓疾患や認知症にかかりやすくなるとも言われているらしい。そんなのイヤだ!今すぐポジティブな思考回路を身につけて、ハッピーに健やかに暮らしたい!
そんなみなさんのために、「Your tango」のライター、Jane Meredith Adamsさんが、楽観主義研究者のSuzanne Segerstrom博士の著書を参考に、ポジティブになるための5つの方法を紹介してくれました。
これ、どれもすぐトライできるものばかり。とくに3つ目……あれ、「人のせいにしてはいけません」って小さい頃に習ったけどな。いやでも、たまには自分に都合よく、っていうのが楽に生きるヒントなのかも!
01.
(なるべく)
考えすぎないようにしよう
Segerstrom博士の実験に、「音のない空間で集中して作業に取り組む」チームと、「美しいクラシック音楽を聴きながら作業に取り組む」チームのどちらがより良い気分で仕事ができるか検証したものがあります。
結果は後者。理由としては、音楽を聴くことである程度自分の心と距離を置くことができ、そこに余裕が生まれるからというものでした。
悲観的な人は、ついつい考えすぎてしまう性格をした人が多く、「幸せになれなかったらどうしよう」という不安につきまとわれてしまいがち。
そのように考えそうになったときは、音楽を聴いたり、ヨガなどで身体を動かしたり、友達に電話してみたり、自分の思考から一度気をそらしてみると良いでしょう。
02.
「今日が世界最後の日だとしたら」と、
逆にスーパーネガティブになってみよう
ネガティブな人は、単なる風邪が重病なのではないかと思ってしまったり、自分が何か悪い目に遭うのではないかと不安に思ったり、未来のことを考えて、気分が沈んでしまいがちです。
そんなふうに考えそうになったら、「今日世界が終わってしまったら」と、おそらくこの世で最も最悪な出来事を想像してみましょう。
少しバカバカしく聞こえてしまうかもしれませんが、試しに真剣に考えてみてください。誇張して考えることを習慣づけると、逆にポジティブなできごともオーバーに考えられるようになります。
例えば、携わっているプロジェクトが大成功して取締役にまで昇進するとかね!そしたらちょっと楽しくないですか?
03.
いっそのこと、
誰かのせいにしてみよう
ネガティブな人は、褒められると否定し、何か問題が起きると自分自身を責める傾向にあります。逆に、楽観的な人は褒め言葉を素直に受け取り、悪い出来事は自分にはあまり関係がないと思いがちです。
楽観主義の方が上手くいきやすい理由は、何かトラブルが起きても、それを自分と切り離して考えることができ、余裕を持って対処できるから。
もし、ネガティブに考えそうになったときは、その問題を自分から少し離れた場所に置いてみることが大切です。もしパーティーで自分に誰も話しかけてくれる人がいないような状況に置かれたときも、「自分はなんて寂しい人間なんだ」と思わず、「話しかけてこない方が悪い!」くらいに考えちゃいましょう。
04.
(一回諦めてもいいから)
再挑戦してみよう
楽観主義の人が幸せになりやすい原因の中に、彼らはネガティブな人たちに比べて、粘り強い性格であるという理由があります。
何かに失敗したとき、ネガティブな人が「どうせ自分にはできない」と諦めてしまう一方で、楽観主義の人々は「もう一度やってみよう」と再挑戦することが多く、ある実験では彼らの方が悲観主義者より長い時間、暗号解読に取り組んだという結果が残っています。
たとえば、その問題が解決しなかったとしても、積極的に問題に取り組んだという事実が自分に幸福感をもたらします。諦めず、失敗してももう一度チャレンジしてみましょう。
05.
(なるべく)
楽観主義者の友達と過ごそう
楽観的になる考え方は理解できるけれど、なかなか実践が難しいという人は楽観主義の友達を作りましょう。
オレゴン大学では、100人以上の大学生を対象に調査したところ、楽観主義者とそのパートナーは、そうでないカップルよりも恋愛関係に満足しているという結果がでました。
楽観主義が伝染するというよりは、パートナーが二人の関係を肯定的に捉えてくれることで幸福感を保つことができるとSanjay Srivastava博士は分析しています。
もちろん恋人だけではなく、友人でも会社の同僚でも、近くに楽観主義の人がいれば、こちらの気分を盛り上げて幸福感を与えてくれるはずです。