完璧主義者に悪いイメージを持ってしまう「ホントの理由」

仕事においても、私生活でも、完璧を求める人がいます。本来悪いことはひとつもないのに、彼らに対してなぜだかネガティブなイメージを抱いてしまうのは僕だけではないはず。でも一体ナゼ?

完璧主義に悪いイメージを抱いてしまうロジックに「The School of Life」が迫りました。

完璧主義者は…
計画性が甘い

まず、完璧主義者に対して、僕らのなかで理性と現実の差が大きいことを問題にしがちだと動画は始まります。けれど、本当の問題は「向こう見ずな計画性」にあるんだとか。要するに、どんなに難しいことでも過小評価してしまうところ、そのことのほうがはるかに問題だと。

完璧を求める人のなかにも慎重に計画を立て、高い目標を達成しようと努力する人もいます。多くの人が嫌悪感を抱いてしまうのは、「いい加減な計画」に対してのほう。

人生、何をやるにしたって困難はつきもの。ところが、「完璧主義者の多くはそれを避けながら自分の理想を追い求めている」と。

というのも最初から難しいと分かっていれば、彼らもパニックにはなりません。問題が表面化するのは、簡単だと思っていたものが、じつはとても難しいことだと気づいたとき。ここにおいて、高い理想は関係ないと動画は伝えます。

完璧主義者は…
他人の努力を理解できない

例えるならば、6ヶ月で良い小説を書く、30歳までに良い仕事につく、と同時に幸せな結婚をする。そんな達成率の低そうなことでも、彼らは「本気でできる」と自分を信じてしまうんだそう。

結果だけに目が行ってしまい、他の人がどれだけ努力をしたのかということを理解できていないから、こうした甘い仮説を抱いてしまう、と。

本当に大切なのは、自分の能力の限界や弱点を把握しつつ、理想と現実、この両者と上手に向き合っていくこと。高い目標を設定せず、現実的な目標を明確できていないと、はたから見て「口だけの完璧主義者」とレッテルを貼られてしまうかも。

Licensed material used with permission by The School of Life
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。