『ラブアイランド』が大英断!恋愛リアリティ番組も「エシカル」な時代へ。

イギリスで大人気の恋愛リアリティーショー『ラブアイランド(Love Island)』。新シーズン(シーズン8)からは、これまで以上に出演者の衣装に注目する必要あり。

というのも、番組史上初となる「古着」を取り入れることが決まったから。

若い世代を中心とした、昨今の“ファストファッション離れ”を受けて、番組プロデューサーらは、グローバルECモールの「eBAY UK」と共同で番組内のワードローブに古着の採用を決断したようだ。

© Love Island/Twitter

今回の取り組みに対し、「eBAY UK」マーケティング最高責任者Eve Williams氏は「影響力のある番組ですから、洋服選びの選択肢のひとつとして、多くの人をインスパイアできることを願っています」とITV Newsに語っていることからも、大きな期待を寄せていることがわかる。

というのも、視聴者は『ラブアイランド』公式アプリ「Shop the Show」をクリックしてeBAYで“愛された服(古着)”のショッピングができるだけでなく、出演者(アイランダー)たちとソーシャルコンテンツを通じて繋がることもできるんだそう。

こうした画期的な取り組みを実現することで、視聴者がより持続可能なファッションを選択するきっかけを生み出すという狙いも番組側にはあるようだ。

その狙いを裏付けるように、いま古着熱が高まるイギリス。

eBAYが行った最新の調査によれば、イギリス人のおよそ20%が2年前と比較して古着をより多く購入しファッションに取り入れていると回答。さらにワードローブの衣類のうち古着が占める割合をたずねたところ、Z/M世代(18歳から34歳)ではおよそ22%、55歳以上に至っても12%が古着と回答したという。

「最近古着を購入したか」との質問にZ世代の80%はYESと回答していることからも、彼らが古着ブームを牽引していることがわかる。たんなるファッションとしての魅力だけでなく、背景にエコロジカルなマインドが存在していることは、ここ日本での古着ブームを見ても想像に難くない。

『ラブアイランド』ファンの情熱で、いっそう古着の購買意欲が掻き立てられるかもしれない。

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