「H&M」が商品の環境負荷”見える化”をスタート!2022年には全商品に適用へ
「H&M」が欧州と米国のオンラインストアで展開する商品の一部で、環境負荷の”見える化”を実現するようだ。
同社は先月28日に、製品に使用された素材の環境負荷に関するデータや情報を共有するプログラム「Higg Index Sustainability Profile(ヒグ・インデックス・サステナビリティ・プロファイル)」の導入を発表。これにより、購入客により広範な透明性を提供することができるという。
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対象となる各製品には、製造過程で使用された素材の環境への影響に基づいてそれぞれスコアが付けられる。「標準値」からはじまり、従来の素材に比べてもっとも環境負荷が少ない素材を用いて作られた製品には「レベル3」がスコア付けされる仕組み。
また、各製品には、水の使用、地球温暖化、化石燃料の使用、水質汚染などへの影響に関する詳細なデータも表示される。
導入の第一弾として、欧州の全31のオンライン市場および米国の公式WEBサイトでは、ウィメンズおよびキッズの2021年夏コレクションの一部商品で適用をスタート。
日本での展開は未定だが、今年中には対象製品を拡大し、2022年中には全オンライン市場への拡大を目指すと「H&M」は発表している。
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