ふやけないし、こびりつかない。機能的でエコフレンドリーな「紙製」の使い捨てお弁当容器
「この食器、環境に優しいけど使いにくいなあ……」
海洋プラスチック問題などで、世界的にプラスチック削減の機運が高まるのと同時に需要が拡大している「ワンウェイ紙製食品容器(パルプモールド容器)」を使いながら、そんなふうに思った経験のある読者も少なくないのでは?
その通り、従来のパルプモールド容器は「食材の水分で容器がふやける」「ごはんやパスタがこびりついて食べづらい」「容器外側にソースなど液体が染み出る」といった課題を抱えていたのだ。
ところが先日「株式会社ヨネヤマ」が発売した簡易食品容器「BPMシリーズ」は、容器内側に植物由来のポリ乳酸(PLA)樹脂フィルムを貼ることで、これらの課題を克服。水分に強いどころか、米のネバネバにも強いとはすごい。
ちなみにPLAは、コンポスト、または土中などの水分と温度が適度な環境下に置くことで生分解される。
また、パルプの原料には竹(孟宗竹)を使用。2年ほどで成竹する孟宗竹は成長過程で大量にCO2を吸収することや、森林伐採につながらないことからエコな素材として注目され、近年ではコンビニエンスストアなどで使われる割りばしの素材としても普及している。
「BPMシリーズ」は、スーパーマーケットやデパ地下の弁当惣菜などのほか、今後はイベント、宅配弁当、フードトラック(キッチンカー)などの分野への普及にも力を入れていくとのこと。
地球に優しいだけでなく、自分たちにも優しい(使いやすい、取り入れやすい)というのは、こうしたエシカルやサステイナブルな意識や行動を「継続していく」ためには、結構大事なのことなのかも。
©2020 株式会社ヨネヤマ
『BPM』
【公式通販サイト】https://www.packplus.jp/
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