子どもの肥満にストップ!「ユニリーバ」が自社のコマーシャルに厳しい規制
世界的に「子どもの肥満率」の増加が懸念されるなか、健康に悪い食品の広告の規制を求める声が増えている。
今月11日、「リプトン」や「ダヴ」などのブランドを展開する世界有数の一般消費財メーカー「ユニリーバ」が「子どもを対象にした飲食品の広告・マーケティングを中止する方針」であることを明らかした。2020年末以降から既存メディアでは12歳以下、SNSでは13歳以下に向けた食品広告を一切出さないという。また、子どもに訴求するようなアニメーションキャラやインフルエンサーの起用も廃止するとのこと。
さらに、肥満対策として、今後、子ども向けに販売されるアイスクリームは「糖質12グラム以下、110カロリー以下」のみとすることを公表。社会問題の改善に積極的に取り組む姿勢をみせている。
SDGsへの関心が高まるなか、「なんでも売ろう」という自己利益の追求ではなく、サステイナブルやエシカルを考慮する企業は年々増えている。「ユニリーバ」のような巨大企業の決断は、業界に、そして世界に大きな影響を与えるに違いない。
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