もしも、子どもと一緒に成長する「服」があったなら…

子どもの成長はとにかく早い。すぐに服のサイズが合わなくなっちゃうから、ほとんど使い捨て状態になってしまうことも…。だからと言ってそのたびに買い換えるのはお金もかかるし、まだ使える服を捨てちゃうなんて、環境にも良くない気がします。

でももし、服も子どもと一緒に「成長できる」としたら?

そのコンセプトは、「Slow Fashion for Fast Growing Kids」。

針も糸も使わず
サイズ調整できる服

20センチほど調整できるこの服。

個人差もありますが、だいたい6歳から9歳程度、じつに3年以上着られることに。この時期の子どもは成長が早いことを考えると、驚くべきロングライフです。

サイズ調整の秘密は、ウエストや袖のデザイン。ゴムを出したり、袖をまくったりするだけで、簡単にサイズが変えられるんです。

お直しにも対応

さらに大きなサイズ変更の場合、付属の布地を継ぎ足すことで対応可能。

自分でやってもいいのですが、メーカーも引き受けてやってくれるそう。さすがにもう着られないかも…と思っても、少し手を加えれれば意外と着られちゃったり。

ユニセックスデザインで
性別にとらわれない表現を

もうひとつのポイントは、ユニセックスなプリント。男の子らしさ、女の子らしさに捉われず、自由に自己表現をしてほしい、という願いが込められています。

リバーシブルになっているものも多く、飽きがきにくいのも嬉しいところ。長く使うものだからこその工夫だそうです。

素材まで
環境にやさしい服

ゴミを減らすだけでなく、服の素材自体も環境に配慮されています。染料やインクも、オーガニックなものを使用。

お財布にも環境にも優しいこの子ども服。自分でお直しする楽しさにも気付けそうです。

現在「Kickstarter」で支援を受付中で、アイテムにもよりますが、もっとも安いものだと上下で86ドル(約9,500円)。3年以上着られることを考えれば、お得な気も。

子育て世代が少ないからか、共感の声のわりには、支援目標額にはまだ届いていないようです。たとえ今回のプロジェクトが未達に終わっても「リメイクしながらモノを長く使い続ける心」の大切さは、多くの人に届いたのではないでしょうか。

Licensed material used with permission by JAKE + MAYA [kids]
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。