子どもと一緒に「成長する靴」。誰も考えつかなかったアイデアが貧困地域を足元から支えている

足の裏が“第二の心臓”と言われるのは、心臓から送り出された血液がカラダを巡り、また心臓へと戻るための循環ポンプの役割を担っているから。カラダの各機関に直結する、人間にとって大切な役割があります。

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不要になった衣料品や靴を回収し、貧困地域へと送り届ける支援団体「SOLES4SOULS」の調査によると、現在、世界には靴がなく裸足での生活を余儀なくされている子どもが、およそ3億人もいるんだそう。当然、素足は危険との隣り合わせ。傷口から感染症を引き起こすこともあります。食料や衣類と同様に、子どもたちの足元を守る意味でも靴の寄付は欠かせません。
ところが、子どもたちの成長はとにかく早い。だから、せっかく送られてきた靴を履いていても、それが子どもの成長に追いつかず、結局は足のサイズに合わない靴を無理やり履くか、裸足に戻ってしまうことが多いようです。これでは、成長の妨げになることは明らか。

こうした状況を目の当たりにした一人のアメリカ人青年が、ある斬新なアイデアで開発した靴が、いま注目を浴びています。

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Because International」の創設者であるKenton Lee氏。彼は2007年、ナイロビで生活をしていたとき、ある少女との出会いをきっかけに、“成長する靴”「The Shoe That Grows」を思いつきました。

ある日、彼は道ばたで遊ぶ少女になぜか目が止まりました。「その子が履いていた靴から目が離れなかった」とLee氏。それは、少女が身長とはあまりにも不釣り合いな、小さな靴を履いていたからだとか。そのとき、あるひらめきが彼の頭に浮びました。子どもたちの成長に合わせて靴も大きくなれば、いつでも足にフィットする靴を履いていられるはずと。
Lee氏はすぐにクラウドファウンディングを通じて寄付を募り、“成長する靴”の開発に着手しました。そして、完成したのが「The Shoe That Grows」です。

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スクリーンショット 2015-07-01 14.40.24年齢とともに靴が成長する仕掛けは、つま先、サイド、かかとの3つの拡張機能にあります。つま先は5段階に広げられ、成長に合わせて5年間は履き続けることができるように設計されています。

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5歳〜9歳にフィットする小サイズ。10歳〜14歳までは大サイズと、成長期の子どもたちに合わせた2サイズを展開。何よりも耐久性を重要視した、シンプルなつくりにこだわりました。すり減りにくい圧縮ゴムをソールに採用し、アッパーも丈夫な革を素材に使用。小さい子どもでも扱いやすいよう止め金具はボタンとベルトだけに。手入れも操作も簡単にする工夫が随所に見られます。

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現在Lee氏の靴は、インド、カンボジア、マラウイ共和国、メキシコの4ヶ国で支援を続けるNPO組織とパートナーシップを組み、定期的に各地の子どもたちの元へと送り届けられています。すでに目標の$5万ドルに対して$6万ドル(約740万円)の寄付が集まっているそう。貧困地域に暮らす子どもたちと一緒に、Lee氏の靴も成長していることでしょう。

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