溶岩を踏んでみたら・・・(動画あり)

ハワイ島キラウエア火山で撮影された、1本の動画がネットで大反響を呼んでいる。すでに再生回数1,100万回超え。

ところが、火口から吹き上げるマグマの荒々しさや、無情に民家を飲み込んでいく溶岩流を捉えたものではない。それでも、見方によってはスリル満点だ。


燃えさかる溶岩を
靴底で踏んだ結果…

溶岩 踏んでみたら

はたして、これが何かの調査なのか、それともただの興味本位かは、実のところよく分からない。いづれにしたって、なにも直に足で踏む必要が?

動画に添えられた解説より、どうやら2014年6月に発生したプウ・オオ火口から大規模な溶岩流のよう。近隣のパホア村の一部を飲み込んだこのマグマ。火口付近から流れ出る溶岩の温度は、およそ700℃〜1,200℃で摩擦抵抗も少なく、流れやすいそうだ。


マグマを踏んだ瞬間…あっ!

溶岩 踏んでみたら

勇敢なつま先の主は、動画投稿者のAlex Rivest氏。いくらブーツの上からとは言え、灼熱の溶岩流に直接足で触れる訳だから、かなりの覚悟がいりそうだが。

溶岩 踏んでみたら

つま先が溶岩流に触れたその瞬間…。

溶岩 踏んでみたら

一瞬のうちにボッと炎が靴底から上がる。

「マグマが溶岩流となって流れ出ると、大気の温度や地面の熱で徐々に冷え固まっていくのですが、地殻になるまでは、柔らかいガラス質の状態なんです。もちろん、簡単に点火するだけの高温であることに、何ら変わりありません」

活火山研究センターの地質学者Darcy Bevens教授は、Huffington Postにこうメッセージを述べている。言うまでもなく、危険極まりない行為。

2015年12月現在、キラウエア火山の活動は小康状態を保ち、流れ出た溶岩流も冷え固まってきつつあるようだ。
年末年始、当地への旅行を計画している人は、こまめに最新情報を確認しよう。「米国地質調査所」より、毎日更新されている。

Reference:Huffington Post
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