本当に美味しいピザは、「活火山」で焼くもの。
世の中には、「クレイジー」な人がいる。
色々なタイプの人たちがいると思うけど、グアテマラで「Pacaya Pizza」を営業するガルシアさん(Mario David García Mansilla)は、間違いなくそのうちの一人。
だってみんな、家の近くで世紀の大噴火が起こったら何をする?答えは一つ、「逃げる」だよね?(笑)
ところがガルシアさん、活発な火山活動が続くグアテマラ最大級の活火山「パカヤ」で、世紀の大噴火が起こった際、何かを感じて友人と共に火山の麓に直行。車から降りて、その熱と轟音を堪能したんだとか。これだけでも十分なエピソードだけど、ここからが本題。
その後ガルシアさんは、愛する火山を生活と結びつけるべく、奇想天外なアイデアにたどり着いた。それは、天然の溶岩で焼き上げるピザ……マジ?
その様子がこちら。
パカヤに登る登山客に、焼きたてアッツアツのピザを提供。熱すぎやろ。
クレイジー過ぎる所業に思えるけど、実はこれ、地質学者などが調査で火山に行った際にその熱でマシュマロを焼いたり、ゆで卵をつくる文化からインスパイアされたんだとか。文化や趣味としてはあったものの、それをビジネスにしたのは彼が世界ではじめてらしい(笑)
最初はステーキやグリルチキンも検討していたらしいけど、紆余曲折を経てピザに落ち着いたそう。
山頂で何か食べるのって最高に美味しい。それがピザって。こりゃ、間違いなく美味しいだろうな。
一度は体験してみたいけど、実際あの距離で火山の熱を感じるのはかなりキツいみたいで、当のガルシアさんも痛すぎて帰宅後は足を塩水につけてないと耐えられないんだって。
それでも毎日やってるって、やっぱりクレイジー。でも、それだけ好きなことがあって、それに真っ向から挑戦する姿勢はちょっとかっこいいかも?まあ、真似は絶対しないけど(笑)