初めて「怖い…」と感じたハワイの写真
ついこの間、友人がハワイへ行ってきた。しかも、私が長年行きたくてたまらないハワイ島に。土産話は、予想通り大自然を堪能したというものだった。ホノルル周辺しか行ったことがない私にとっては、未体験のハワイ。
「羨ましい…」
観光客でごった返し、どこの国にきているのかもわからなくなるオアフを離れ、あの島で楽しみたい。その想いは、ある写真により一層強くなった。
ドローンで撮影した、
「生きる溶岩」の姿。
これは、ハワイ・キラウエア火山の溶岩。
ポストカードや観光販促用に撮影されたものならば、いくらでも目にしたことはある。が、ドローンを飛ばしてギリギリまでマグマに迫ったそれは、地球じゃないどこか別の惑星を写しているかのよう。
息を飲むほど美しいというイメージを、ハワイ島に対して長年抱いていたが、この灼熱の溶岩にある種の「脅威」や「恐ろしさ」を初めて抱いた。
撮影者のErez Maromさんは言う。
「マグマの熱でカメラの一部が溶けてしまったよ」
いくらドローンだからって、ここまでマグマに近づけば、人間じゃなくとも無事ではいられないよね。