「どこにも行かずにいい写真を撮るコツ」by iPhone写真賞受賞者
以前も記事で紹介したこともある「iPhone Photography Awards」。その受賞作品のひとつをご紹介。下の写真には、サッカーをする子どもたちと、その様子を見ている片足がない子どもの後ろ姿が。被写体が抱く感情を思わず想像しちゃいます。
今の時代、スマホでキレイな写真がいくらでも撮れるから、旅行先でもまずはバシャバシャ撮影して、あとで加工だ!なんてクセがついちゃってる気がするんです。でも、この作品の撮影者であるミャンマーのフォトグラファーZarni Myo WinさんがWEBサイトで紹介している「いい写真を撮るコツ」を見てハッとしちゃいました。
わざわざどこかに出かけずに日常をうまく撮るには、シャッターを切るまでのことが大事だよ、とのこと。以下、一部抜粋します。なるほどな〜。
ほとんどのフォトグラファーは写真を撮るために出かけるのが好きです。リラックスできるし、その場に関する知識や撮影するチャンスにたくさん出会えるから。だから、時間もお金も限られているときは、写真を撮りに行けてないなーなんてこぼすこともあります。
でも、どこにも行かずにいい写真を撮るアドバイスがあります。「プリビジュアライゼーション(事前視覚化)」と言われているんですが、想像力を使うことです。シャッターを切るのは二の次。
写真は、カメラを通して目で見たものを撮影することではありません。自分にしか見えていないものを撮れば、その証明になるもの。写真創作は、イマジネーションをベースとしたファインアートみたいなものなんです。
写真を撮りに出かける余裕がないときは、ぜひ事前視覚化した撮影にトライしてみてください。これまでよりも強力な創造性を持つ写真が撮れますよ。
──『Pre-visualization : The essential before to take Photos / Zarni Myo Win』ZARNI MYO WINより引用