「iPhoneフォトコンテスト」2017の入賞作品が発表
常に持ち歩いているものだからこそ、ふとした瞬間を逃さず写真に収めることができるiPhoneのカメラ。好みはあれど、その手軽さと年々上がるクオリティは、やはり捨てがたいものがあります。
先日発表されたばかりの「The iPhone Photography Awards」でも、ふとした場面を写したものが数多く入賞していました。今回はその中から、一部の上位作品を紹介します。
まずは大賞の作品を
こちらが2017年度大賞を受賞した、アメリカ・ブルックリン在住のSebastiano Tomadaさんによる写真。iPhone6によって撮影されています。
「ケイヤラの子どもたち」と名付けられたこの写真は、ISISの過激な武力に晒されたイラク・ケイヤラに生きる少年と少女を写したもの。燃え上がる黒い煙と、子供たちの表情がこの街の厳しい状況を物語っています。
青空も豊かな表情も
「People」分野で優勝した、Dina Alfasiさん(イスラエル)の作品。
毎日2時間かけて、バスと電車で通勤するという彼が切り取った瞬間です。
「Landscape」部門、Sergey Pesterevさん(ロシア)の作品。
バイカル湖の氷上に穏やかな夕焼け空が広がる幻想的な風景です。
Branda O Seさん(アイルランド)の作品。
ジャカルタのドックに勤める労働者の手に、働く人の誇りと美しさを感じます。
「Travel」部門、Joshua Sarinanaさん(アメリカ)の作品。
マサチューセッツ州・ケンブリッジの夏らしい色合いに、思わず目を奪われます。
「Tree」部門一位、Gabriel Ribeiroさん(スイス)の作品。
シベリアから吹き荒れる氷点下の風で、木が凍りついています。自然が生み出す美しいデザインに心を打たれて撮影した一枚なのだそう。
「Portrait」部門優勝、Gabriel Ribeiroさん(ブラジル)の作品。
いとこの少年をモデルにした写真です。訴えかけるような美しい瞳が印象的。
「Animal」部門優勝、Francesca Toneguttiさん(イタリア・ミラノ)の作品。
馬術訓練の後に収めた1枚だそう。
「Children」部門2位、Varvara Vislenkoさん(ロシア)の作品は、娘さんと一緒にバリへ訪れた時の1枚。
「Sunset」部門一位は、Kuanglong Zhangさん(中国)。インド・アムリトサルの黄金寺院の夕日です。
「Other」部門、Zarni Myo Winさん(ミャンマー)の一枚。ヤンゴンの水たまりが、何とも不思議な絵を生み出しています。
「Tree」部門、アメリカ・メリーランド州のDyllon Wolfさんによる作品。
2016年5月にハンティングタウンで撮影されたもの。樹木の力強さ、ダイナミックさが映し出された圧巻の一枚です。
「Lifestyle」部門から、Kuanglong Zhangさん(中国深セン)の作品。インドのウダイプルの宮殿を撮影したものです。
こうして様々な写真を眺めていると、フィルムなんかはもちろん、スマホも良いなと思えてきます。