知ってた? フィジーでは「美しいビーチ」で周囲を見渡すと……

新型コロナウイルスによるパンデミック以降、私たちは不自由と共存しなければいけなくなってしまいました。昔のように気軽に遊びに行けないし、ましてや海外旅行に行くとなったら多くの制限が……。

とはいえ、少しずつ各国の観光客の受け入れ態勢は変わってきています。

そこで、コロナ明けの海外旅行にオススメしたい国が、南太平洋の島国「フィジー」。

©Tourism Fiji

数年前までは「世界で一番幸福な国」としてメディアで見かける日も多かったですが、コロナ以降、どこか遠い存在になっていませんか?

島暮らしを送る人たちは今、どのように遊び、過ごしているのでしょうか。

結論から言ってしまうと、体いっぱいに開放感を味わいたい人、島のゆったりとした雰囲気を楽しみたい人、幸せになる秘訣を知りたい人たちにとって、あいかわらずフィジーは最高の国だ、ということ!

知っておきたい
フィジーって、こんな国!

©Royal Davui Island Resort
©Brook Sabin

まずはフィジーについて簡単におさらいです。

フィジーは333の島々で構成されている国で、面積は日本の四国よりも少し大きいくらい。その面積のうち人が住んでるのは約1/3と言われていて、豊かな自然に囲まれていることは想像に難くないでしょう。1年の平均気温は23~28度と、通年泳げるのも魅力です。

旅行先として考えたとき時差が少ないことも魅力のひとつ。日本+3時間(10〜1月のサマータイム時でも+4時間)なので、久々の海外旅行先としても予定が組みやすいでしょう。宿泊先も、ビーチフロントのラグジュアリーホテルから、ローカル気分が味わえるコスパのいいロッジまで、バラエティ豊富です。

また、英語ビギナーの語学留学先としても人気なくらい、発音の分かりやすい英語が公用語なのも嬉しいポイント(国民性もフレンドリーなので、なにげないコミュニケーションにも癒されたり!)

【フィジーの魅力①】
美しいビーチで2人きり。
周囲を見渡すと……

©Tourism Fiji

フィジーの魅力は、なんと言ってもストレスフリーで、体いっぱい自然を満喫できること。

「週末はフィジー本土から少しの距離にあるティブア島という離島に行って、さらにゆったりとした時間を楽しんでいます。海も綺麗なのでオススメです。オールインクルーシブ* のツアーも頻繁に実施されているので、初めてであればそれを利用するのも安心ですよ」

そう話してくれたのは、フィジーに留学経験もあり現在は同国で働く20代の女性。

ティブア島は白い砂浜に囲まれていて、自然界がつくったリゾート地。ここで過ごす時間は格別なのだそうです。

* ランチ、飲み物、アクティビティ等の代金が含まれていること

©Tourism Fiji

また、島ひとつをまるまるビーチクラブにした世界初の施設「マラマラ・ビーチクラブ」にも注目です。

まるで夢のなかにいるような真っ白なビーチ&プール、ビーチチェアやハンモックでくつろぐ時間、南国風マグロ丼が絶品のレストラン……久々の海外旅行はこうでなくちゃ! という気分に浸らせてくれます。この島のツアーに参加すると、シュノーケルセット、カヤック、SUP(スタンドアップパドルボート)なども含まれているのが嬉しい!

他にも多くの島からなるフィジーだけあって、半日や日帰りの無人島ツアーが多く、トム・ハンクス主演の『キャスト・アウェイ』の舞台になった島にも行けますよ。

©Tourism Fiji

「フィジーは人混みが少ない……というか人が少ないんです(笑)。だからとにかく開放感に溢れています。手つかずの自然が多く、ビーチへ行ってみたら誰もいない、なんてこともよくあります。カップルの方たちが、2人きりの空間や時間を楽しむにはぴったりのリゾートだと思いますよ」

そう話すのは、フィジーでアクティビティ・送迎会社を経営している男性。

たしかに、ひとくちに「南国ビーチ」と言っても、他の国でいざ行ってみたら人がいっぱいすぎて癒されるどころじゃなかった……なんて経験した人もいるのでは? フィジーなら周りとの距離感が十分保たれた空間が、いろいろな場所で容易に確保できるはずです。

→行ってみたい!

【フィジーの魅力②】
大人も子どももフレンドリー!
見返りを求めない優しさに感動

©Tourism Fiji

旅をするなら現地の人との関わりや、その土地や地域に根付いているカルチャーにも触れたいもの。

その点フィジーでは、フレンドリーな国民性や、元気いっぱい伸び伸び遊んでいる子どもたち、街で出会う切な人たちに、訪れた人の多くが魅了されてしまいます。

 

たとえば、語学留学をしていた20代女性の学生はこんな経験をしたそうです。

「去年のクリスマスのことです。ひとりでバス停に向かって歩いていると、歩道沿いのフィジアンのお宅の庭でクリスマスパーティをしていました。目が合うとその家のお母さんがBULA!(こんにちは!)と声をかけてくれて、何も予定がないなら一緒にどう? とパーティに誘ってくれたんです。伝統のロボ料理までいただいて、帰りにお礼を言うとお父さんが『一緒にクリスマスを過ごしたんだから家族同然。お礼なんていらないからいつでも遊びにおいで』と言ってくれたんです」

©Tourism Fiji

他にも、道に迷っていたら「子どもが声をかけてきてくれて、バス停を一緒に探してくれました」「赤ちゃんを抱えたお母さんが、いま地図を描いてあげるわね、その間ちょっとこの子抱っこしてて」と初対面にも関わらず丁寧に教えてくれたりと、大人から子どもまで、とにかく困っている人がいたら見返りなんか求めず助けてくれる国民性なんです。

そこには、大家族で育つフィジアンの精神が根付いているのかもしれませんね。

村のみんなで子育てをするから子どもたちも人見知りしないし、大人たちも困ってる人には無条件で手を差し伸べるのが当たり前になっているそうです。

【フィジーの魅力③】
いつも楽しそうなフィジアンを見ていると
元気がもらえる

©Tourism Fiji

「フィジーに行くと、元気がもらえる」という話をよく聞きます。

それには、日本の慌ただしい生活を忘れさせてくれるほどの大自然に触れることができたり、海だけじゃない川や滝、山で思いっきりアクティビティが楽しめることも理由ですが、何よりフィジアンのおおらかさや屈託のない笑顔に癒されるからでしょう。

そこには、訪れた人たちの心を温かく、元気にしてくれる不思議なチカラがあるんです。

©Savasi Island Resort

なかには、ちょっと微笑ましいこんなこぼれ話も。

「最初にフィジーで観光したとき、現地ガイドさんがお客さんと一緒になって心からアクティビティを楽しんでいるのが印象的でした(笑)。きっとフィジーの人たちは、楽しむことが上手なんだと思います。その笑顔を見ていたら、こっちまで楽しくなってきて元気がもらえました!」

フィジーへ行くと、出迎えてくれる人の笑顔や、平日の夕方の仕事終わりに楽しそうに公園でラグビーをして遊んでいる人もいて、つい「日本に戻りたくないなぁ……」なんて思ってしまうことも。

目の前のことを思いっきり楽しんでるフィジアンからは、元気に楽しく毎日を過ごすヒントがいっぱいもらえますよ!

そんなフィジーに
少しずつ各国の観光客も

©Awesome Adventures

今の時代、私たちが海外旅行に行く場合、観光客に対する現地の雰囲気も気になるところですが、フィジーにはすでにオーストラリアやニュージーランド、アメリカなどからの観光客が徐々に戻ってきているそうです。

また、フィジーは国としても感染対策へのガイドラインをしっかり設けているので、安心して楽しめるはず。もちろん「人混みが少ない」のも嬉しい。

©Tourism Fiji

手つかずの大自然が楽しめて、ゆったりとした島時間と、素敵な独自カルチャーも体験できる南の島、フィジー。訪れたらきっと、あなたも幸せに生きるヒントが見つけられるはず。

かつて行きたい国リストにフィジーを入れていた方も、改めてフィジーの魅力を知った方も、これからの旅先として選択肢に入れてみませんか?

もっと詳しく観光スポットやフィジー独自の文化を知りたい人はフィジー政府観光局のウェブサイトもチェックしてみてくださいね。

→もっと知りたい
Top image: © Tourism Fiji