「音」に乗って世界を旅する「スズキユウリ」の新作インスタレーション

突然だが、この特徴的な黒いオブジェ、一体なんだと思う?

©2022 Pentagram Design / Photography by DSL Studio

ポッと出されたら「なんだコレ?」となりそうなこの球体は、ロンドンを拠点に活動するサウンドアーティストスズキユウリ氏が手がけるインスタレーションだ。

この作品が象徴的なスズキ氏の新プロジェクト「Sound of the Earth: Chapter 3」は、イタリア・ミラノで開催中の美術展覧会「ミラノ・トリエンナーレ」にて発表されたもの。

直径4メートルというビッグサイズのオブジェには、世界中の国と地域からさまざまな“音”が集約されており、われわれは物理的な壁を越え、音を通して世界を旅するような経験を味わうことができる。

とはいっても、場所は日本から約13時間のミラノ。オフライン会場で直接楽しむことができるに越したことはないが、現地まで行くことはなかなか難しい……。

そんな方のために、同インスタレーションは公式サイト内でもデジタル表示され、サイト内では水の滴る音鳥のさえずりなどの幻想的な音色が次々に耳に飛び込んでくる。

物理的な境界を越え、変わりゆくサウンドスケープを旅することができるのである。

また、サイト左上にはその音がいつどこで発生したものなのかも表示されていて、一緒に見てみるのもおもしろい。

公式サイトはこちら

音を通したまったく新しい旅をアナタも体験してみてはいかがだろうか。ちなみにミラノのオフライン会場は今年12月11日(日)までの開催となっている。

© Yuri Suzuki / Twitter
Top image: © 2022 Pentagram Design / Photography by DSL Studio
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。