「気候変動の被害」を可視化するインスタレーション

7月12日から、パリのカルティエ現代美術財団の敷地内で展示されている「Symbiosia」。アーティストThijs Bierstekerさんが手がけた、目には見えにくい気候変動による被害を可視化したインスタレーションだ。

ディスプレイに表示されるのは年輪。とはいっても、1年毎ではなく1秒毎に増えていく。それも年輪が生成される仕組みを理解した装置によって追加されていく。

この表現でどうやって気候変動の影響を知るのかというと、“年輪”の間隔。空気の汚染や二酸化炭素レベルが影響し、狭すぎると木々が不健康な状態にあるのを示しているらしい。

テクノロジーを上手に使えば、今まで私たちが見えなかったものをカタチにすることができる。そんなことを思わせるインスタレーションでもある。

Top image: © Thijs Biersteker
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。