気候変動は、「世界のワイン地図」を塗り替えてしまうかもしれない

今年も北半球に異常高温をもたらしている夏。だが、その気候変動がウェールズのワイン生産において好影響をもたらしているという。

現在、およそ40のヴィンヤードがある同国。国土の大部分が山地で、海抜900フィート(274m)ほどの高度な位置、南向きの斜面、そして豊富な栄養素を含んだ氷河渓谷といった地理的条件がウェールズのワイン生産に有利な条件となっている。

モンマスシャー州アバーガベニーにある「White Castle Vineyard」のオーナーRobb Merchant氏は、良質なワイン生産に気候変動が大きく影響を及ぼしていると「BBC」の取材に対し答えている。記録的な猛暑、そして冬場の長雨がその原因のようだ。

ここ5年ほどみても収穫量は8トンから16.5トンと2倍以上に跳ね上がったらしい。もちろん、たんに収量が増えただけではない。ぶどうがよりジューシーで糖分も多くなったと同氏。

ブドウ自体の品質、そして生産量の向上により流通量は増えたものの、引き続きウェールズワインは高値で取引されているという。

イギリスにしてもウェールズにしても、かつてはぶどうが育ちにくい寒冷な気候でワインづくりには適さないと思われてきた国。それが……気候変動の功罪というのか、現在ウェールズの気候はワイン生産におけるまさしくスイートスポットにあるようだ。

ワイン文化が息づくヨーロッパにおいて“新世界”となるウェールズワイン、いちどお試ししてみては?

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