東京メトロが初の「グリーンボンド」を3月に発行するらしい

「東京メトロ」の愛称でも知られる「東京地下鉄株式会社」が、同社初となるグリーンボンドを発行する予定と発表した。

グリーンボンド（Green Bond）とは、先端技術や再生可能エネルギーの活用によるCO2排出量の削減などの環境分野への取り組み・プロジェクトへの資金を調達するために発行される債券といえばわかるだろうか。

東京メトロは鉄道事業＝電車が主要事業であり、電力の消費がマストなこの事業特性からも、マテリアリティ（重要課題）として「脱炭素・循環型社会の実現」を掲げた取り組みを強化している。今回のグリーンボンド発行へ踏み切ったのもその姿勢の表れ。

発行時期は2024年3月予定し、発行総額100億円規模となる見込み。調達した資金は新型車両導入、車両改造・更新などクリーン輸送に充当されるとのことで詳細は以下のとおり。

※1　国際資本市場協会（ICMA）が発行するグリーンボンド原則（GBP）2021に定めるカテゴリー。
※2　適格クライテリアとは、グリーンボンドの充当プロジェクトを選定する際に当該プロジェクトのグリーン適格性を当社が判断するために設定した要件です。

今回のグリーンボンド発行により、「東京メトロ」グループのマテリアリティに関連する取組みをより一層認知してもらうとともに、SDGs達成への貢献、ひいては「安心で、持続可能な社会」を実現していくことを目的としているそうだ。