【米国初】モンタナ州での気候変動訴訟で原告側が勝訴
モンタナ州で、若者たちが州政府に対して気候変動訴訟を起こして勝訴したようだ。
同州では、「化石燃料の資源開発をする際に温室効果ガスの排出量をはじめとする環境への影響の調査をしなくてよい」と定められているらしい。
しかし、モンタナ州憲法では「清潔な環境は州民の権利」と明文化されているため、若者たちは権利を侵害されているとして州政府を訴えたそうだ。
その結果、同州のKathy Seeley判事は「環境への影響を考慮しない資源開発は違憲」との判決を下したとのこと。州憲法に基づいて環境権を訴えて原告側が勝訴するケースは、今回が初なんだそう。
なお、気候変動訴訟の数は増加しており、「国際連合」によると2022年は世界で2180件以上もあったらしい。なんでも、2017年と比べて2倍以上に増えているという。
今回のモンタナ州の判決は、ほかの数千もの訴訟に影響を及ぼすかもしれない。
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