待たずに買える「Makuake」をボクらが待ち望んでいたワケ

資金を提供する代わりに、サービスや製品をリターンとして入手する。いまやクラウドファンディングは購買行動の1ジャンルとして確立し、世に出る前のプロダクトを求める消費者(支援者)たちの“賢いお買いもの”を支えている。

だけど……いっぽうでこんな経験、あるのでは?

プロジェクト開始から間もないのに、気づけばもう売り切れる……。そう、人気商品・注目のプロジェクトであればあるほど、狙っている人たちもまた多い。

買いたくても買えない──。そんなジレンマが生まれるのも、クラウドファンディングあるあるだ。

そうなるとプロジェクトが終了し、一般製品化されるのを首を長くして待たねばならない。これもまたジレンマ。さらにはいつそれが市場に登場し、どこで手に入れられるかもよくわからない。

蓄積されたジレンマはやがて、クラウドファンディング=買えないの認識を植え付けてしまう。違う?

そんなジレンマが丸ごと解消される。

いつでも買える
独自のECプラットフォーム

©Makuake

応援購入サービス「Makuake」にて、先月16日よりサービス開始となった「Makuake STORE」。もう、ご活用だろうか?

「Makuake」から生まれた商品がそろうECストアを全面リニューアルし、新たなサービスとして展開する同店には、ガジェットやキッチン雑貨、アウトドアグッズをはじめすでに1万2000点以上のユニークなアイテムがラインナップ。もちろん、それらどれもがプロジェクト実施で圧倒的な支持を得て製品化されたものたちだ。

他サービスや実店舗では手にできない、独自性や機能性の高い商品は言わずもがな。プロジェクトが終了し、サポーターへのリターンを届けた後にはなるが、それでも、どこよりも早く商品を手に入れることができるのがうれしい。

“目的買い”だけでない、
新たな「購入体験」が生まれる場所

©Makuake

「Makuake STORE」によって、先のジレンマは解消される。が、たんに「買えればいい」では、支援する(してきた)身としてはちょっぴり寂しいじゃないか。

プロダクトの魅力はたしかに最大の動機。ただ、起案者のプロジェクトにかける想いに賛同し、出資することだってクラウドファンディングの醍醐味のはずだ。

そういった支援者としての熱量を同じように傾けることのできる、多様な“仕掛け”に注目したい。

たとえばテーマごとに商品紹介をする「プレイリスト」や、その道を極めたオーソリティへのインタビュー「究め人にきく!今、何を買えばいいですか?」を通してトレンドや商品選びの参考にしてみたり。さらには、12の「タグ検索」から気分やムードにぴったりな商品を探すことも。

©Makuake

モノを売るためだけの機能であれば、よそのECプラットフォームを経由してもできたはず。そこをわざわざ「Makuake」としてEC展開させた理由こそ、店舗や他のECにはない独自の切り口をタッチポイントに、新しい商品との出会いを提供するためだったのではないだろうか。

オンライショッピングが当たり前の世のなか。クリックひとつで必要なモノは手に入る。そんな時代に、誤解を恐れずに言えば「遠回りなお買いもの」かもしれない。

だけど、それを体験価値と捉えることに「Makuake」が展開するECサービスの“意味”があるような気がしてならない。

商品の背景を支えるプロジェクトのひとつひとつに内包する作り手たちのストーリー、やっぱりボクらはそれに共感してしまうわけで。たとえ、それがすぐ手に入る場所へ移ったとしても。

クラウドファンディングという性質上、本来であれば資金調達→プロダクトアウトをもって終了となるのだろう。でも、アタラシイものや体験の応援購入サービスを標榜する「Makuake」には、“その先”が広がっている。

いち消費者(支援者)として、その景色を楽しまないわけにはいられない。

『Makuake STORE』

【公式ページ】https://store.makuake.com/

Top image: © Makuake
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。