サッカー「奈良クラブ」の絶品カレーを食べに行こう!
奈良クラブが本気です。
そう言ったところで、スッとサッカークラブを連想できるのは、余程コアなファンだけでしょう。
それもそのはず。所属するカテゴリーは、J3のひとつ下に当たるJFL。有名選手がいるわけでもなければ、優れたサッカー専用スタジアムがあるわけでもありません。
いま、そんな彼らが「改革」を目論んでいる!
題して「今日だけのカレー」プロジェクト
サッカーなのにカレー?とピンときていない人のために補足を。
昨今、サッカークラブと食は密接につながっています。より多くのファンを獲得したいクラブにとって、スタジアムで提供するグルメは注力分野。新規顧客が足を運ぶきっかけになり得る、王道のコンテンツなのです。
例に漏れず、奈良クラブもスタグルでファンを呼ぼうと考えたわけなのですが、そのアイデアがとにかく新しい。
提供されるカレーが、毎試合違うんです。チキンだビーフだの話じゃありませんよ。そもそもシェフ自体が変わっちゃいます。
しかも、監修は業界で話題の料理人
今や多くのメディアで取り上げられる気鋭の料理人、鳥羽周作さんが監修を務め、毎試合ジャンルを超えたシェフを奈良に招集します。
第一弾は3月17日(日)のホーム開幕戦。店舗を持たず、あらゆる場所で活動する「流しのカレー屋」として活躍中の阿部由希奈さん(and CURRY)の出店が決定しています。
「サッカーの試合と同じく、カレーだって二度と同じものはない。まさに『今日だけのカレー』を楽しんでほしい」
根底にあるのは、そんな考え方。
本来、スタグルの良さは毎試合変わらない味が楽しめることにある。
サポーターは、かわさき塩ちゃんこが食べたくて等々力に行くし、喜作のソーセージ盛りが食べたくてフクアリに行く。あの味をもう一度!という思いで。
だからこそ、奈良クラブの挑戦は常識を覆すものなんです。
それにしても、スタグルに鳥羽さんとは……。目のツケどころが違うな、奈良クラブ。
じつは、今シーズンから同クラブの代表取締役社長には中川政七商店の十三代・中川政七氏が就任。さすが、トレンドを読み取る感覚が秀逸なわけです。
加えて、GMには若干24歳、欧州サッカーにおいて指導者養成機関の最高峰のひとつであるポルト大学大学院に在学中の林舞輝氏。クリエイティブディレクターにはブックディレクターの幅允孝氏を抜擢。以前からユニークなユニフォームデザインなどで話題を呼んでいた同クラブですが、今回の体制強化からはこれまでとは違う本気度が伝わってくる。
「Makuake」を通じて、彼らのサポートが可能です。
※目標金額に達成しなくても「今日だけのカレー」を提供することは決定していますが、支援金はキッチンカーの設備投資やシェフへの謝礼に使用されます