このプロダクトは、ハンモック。時々、サッカーゴール。えっ、どういうこと!?

変わり種のハンモック『パナマバナナ』を制作したのは、リトアニア在住のアゴタ・リムサイトさん。ヴィリニュス芸術アカデミーで、インダストリアルデザインを学ぶ生徒だ。

ハンモックってリゾートホテルとかで予めセッティングされている分にはいいけど、じつは、自分で一からとなると意外と大変。支柱になる木を見つけて、ハンモックを木に縛りつけて、寝心地が悪かったらもう一回やり直して…と。昔、不慣れなセッティングでバランスが悪くて転落した苦い覚えもある…。

でも、このハンモックなら、組み立ててポンって地面に置くだけ。何とも簡単でラクチン。木を探す必要もなく、場所も限定したりしない。ビーチでも、キャンプ場でも大活躍に違いない。でも、そこで終わらないのがこのハンモック。ただ90°回転させるだけでサッカーゴールに早変わりしてしまうのだ!

ビーチで寝るもよし、
サッカーをやるもよし。
2 in 1のハンモック

アイディアに溢れたハンモックを作ったアゴタさんに質問をしてみた。

Q:なぜ、ハンモックとサッカーゴールを組み合わようと思ったの?

A:アクティブなライフスタイルを提案したかったから。ハンモックでリラックスしたり、スポーツで気分を上げたり。2つのアクティビティが同じ日に楽しめる…そんな機会を人々に提供できたならって。

Q:このプロダクトのこだわりは?

A:ユーザーがどこにでも持ち運べるように知恵をしぼったわ。いかにコンパクトにできるかってね。

Q:『パナマバナナ』というネーミングにした理由は?

A:中米パナマの写真を見てたら、エキゾチックな雰囲気がして、ピンときたの。パナマのカタチがハンモックにそっくりだったしね。バナナを付け足したのは、語感が似ていていたから。言葉遊びみたいなものね。それに、バナナもハンモックのカタチそのものでしょ!

写真を見ると、女の子がハンモックをひょいっと持ち上げている。この様子からしてとっても軽そう。色鮮やかなネオンピンクのカラーリングだって効いてる。アゴタさんによると、現在、発売前のディテールをつめている段階とのこと。

このハンモックを見ていると、従来のハンモックが時代遅れのようにも思えてくる。木がなきゃ吊るせないよりも、いつでもどこでも、ゆ〜らゆらできる。そっちの方が快適だし、楽しいし、転落の心配もない(笑)。ミレニアル世代による遊び心いっぱいのハンモック(サッカーゴール)でゆ〜らゆらすれば、新しいアイディアだって浮かんでくるかも!?

Licensed material used with permission by Agota Rimsaite
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。