地動説〜〜！！ って叫びたくなるマンガ。

世の中にはいろんな推しがありますが、地動説を推した人たちはまじで推せるなと思います。

この『チ。-地球の運動について-』というマンガが大好きで、久々にハマりました。今度アニメにもなる予定なのでワクワクしてます。

「このマンガがすごい！ 2022」でも2位だったり、いろんなところで特集されているので知ってる方も多いですよね。作者の魚豊さんは1997年生まれでまだまだお若いのに本当すごい。

ざっくり説明すると

15世紀ヨーロッパの天動説が大正義とされる時代に「え……我々のほうが動いているかも」と、地動説に気づいてしまった人たちの物語です。

amazarashiとコラボした動画も
1つひとつの言葉にチカラがあって
かっこいいんです。

いまの僕らからすると「そういう研究の流れがあったんですね」という感じかもしれませんが、この時代に地動説を唱えることは超異端で、その先に拷問や火刑が待っているくらい超危険思想で（主に宗教的な観点で……）ということがいろんなキャラクターの人生を通して描かれています。

実際この天動説・地動説って、学校の授業ではサラッとやりますよね。

でも、当時の人の気持ちになってめっちゃ本気で想像してみてください。自分たちが信じていたことが180度、それこそ天地がひっくり返るような事実を突きつけられたとき、それを受け入れられるのかどうか。

僕はまったく自信がないです。いやいやいやと鼻で笑ってしまうかもしれないし、なにその陰謀論とか言ってしまうかもしれません。

でもそのとき批判されたり否定されていった人たちのおかげで、いまの僕らの “チ。” があるんだよなーとそんなことをじんわり考えさせてくれる素敵なマンガです。

🌎

そういえばこのマンガを好きになってから、夜空を眺める時間が増えました。先日の皆既月食で、久々にゆっくり星空を堪能した方も多いのではないでしょうか。

そして、見れば見るほど思うわけです。

ん〜やっぱり天が動いてるって考えるほうが普通で、当時「地球が動いてる」を推した人たちは相当鋭くてぶっ飛んでたんだろうなって（笑）。

無料試し読みもあるので、ぜひ。

「おやつなトピック」って？

Z世代のインターンから、この道うん十年のベテラン編集者まで、TABI LABO“ナカの人”がリレー形式で担当するコラムです。

「おやつなトピック」
甘いものに手を伸ばす代わりに
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