Googleの「洪水発生」を予測するAI、世界20ヶ国で導入
先日、Googleが同社の公式ブログにて、AIを活用した3つの取り組みを紹介した。「対応言語の拡充」や「クリエイターのサポート」といった取り組みもあり、興味をそそられる内容ではあるが、なかでも注目したいのは「気候変動に対する解決策」だ。
気候変動によって発生件数が増加している洪水。2022年6月にパキスタンを襲った長雨により、国土の3分の1が水没してしまった大洪水は記憶に新しい。
Googleはそうした状況を変えるべく、AIを活用して洪水の発生を予測。すでにこのAIが導入されているインドとバングラディッシュでは、昨年、2300万人に対して合計1億5000万件の洪水警告を「Google 検索」と「Google マップ」を通して、通知したとのこと。そして、南米やアフリカ、南アジアの18ヶ国で、導入が決まっているそうだ。
また、アメリカとカナダ、メキシコ、オーストラリアでは、山火事の被害を予測できるサービスを提供し始めるという。
異常気象や自然災害の発生を予測するGoogleのサービス、非常に多くの人々の命を守ることにつながるだろう。
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