「刮痧(グアシャ)」って知ってる?東洋医学の道具が美容界で再燃中

ミレニアム・Z世代の美容マニアにとっての最大の関心は、「どのブランドの美容機器が一番効果があるのか?」ということではないだろうか。

もちろん、最新のテクノロジーを用いた機器の中には、革新的な製品もあるのだろうが、日頃のデイリーケアにはナチュラルな美容器具があっていたりすることもある。

そんな関心の移り変わりか、今欧米では「刮痧(グアシャ)」が注目を集めつつあるようだ。知っている人も多いだろうが、グアシャとは、東洋医学で古くから使われてきたマッサージ用の石のこと。

「痧」には滞った悪い血液老廃物という意味があり、「刮」には、こする取り除くといった意味がある。合わせて、体の老廃物を取り除くというものという意味だ。

もしグアシャのことを知らない人でも、中国式のマッサージを利用したことがある人なら心当たりがあるかもしれない。ちょうど良い形のマッサージ用の石は、顔だけでなく、身体全身に使うこともあるようだ。

さて、グアシャを使う一番の目的は、肌そのものよりも血行の改善にあり、リンパ排液の促進をし、肌を健康的に変化させること。また身体に使用することで、偏頭痛肩・首のこりを和らげることもできるんだとか。

欧米では、ビヨンセのメイクアップアーティストであるサー・ジョンもグアシャを愛用しているということが公言されている。

また、世界各国の美容ブランドからさまざまな形のグアシャが販売されており、それぞれ絶妙に形が違うので、使い勝手が良いものを探してみるのもおもしろい。

石と言っても1つで奥深いのもグアシャの魅力。自分のお気に入りの形を見つけて、デイリーケアに取り入れてみてはどうだろう。

Top image: © iStock.com/Aleksandra Shamonina
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