マスクのせいでできるニキビ「マスクネ」の防ぎ方
「ちゃんとスキンケアをしてるし、食生活にも気をつかっているのに、ニキビができる......。」
そのニキビ、もしかすると「マスクネ」かもしれません!
今回は、マスクを付けることによってできるニキビ「マスクネ」について紹介していきます。
マスクネの原因や対策などについても解説していくので、心当たりがある方はチェックしてみてくださいね。
マスクネとは?
「マスクネ」とは、「マスク」とニキビの原因菌であるといわれている「アクネ」を組み合わせた造語で、マスク着用によってできるニキビのことを意味します。新型コロナウイルスの流行が顕著になってきた3月後半ころから、アメリカを中心にこの言葉が使われるようになりました。
新しい生活様式では、仕事でもプライベートでも人との接触ある際にはマスクの着用が求められるように。こうした長時間のマスク着用により、これまでのニキビの原因とは少し異なったニキビで悩む人が増えてきているのです。
マスクネの原因
呼気が充満するマスクの中は、温度・湿度が高く、雑菌が繁殖しやすい状態。これがマスクネの大きな原因になっているそう。
お風呂にカビが発生しやすいことを想像してもらうとわかりやすいように、湿度が高く、ある程度の温度がある環境では菌が繁殖しやすくなります。これがマスクの中でも起こっており、ニキビの原因となるアクネ菌が増殖してニキビが発生してしまうのです。
また、マスクが肌に触れることで起きる摩擦によって、ニキビや肌荒れが起きることも。
そのほか、マスクを取った瞬間に肌の水分が一気に蒸発してしまい、乾燥することで肌荒れが引き起こされることもあるようです。
マスクネの予防策
アメリカ皮膚科医学会のホームページでは、マスクによる肌トラブルを防ぐ方法を紹介しています。これを参考に、マスクネを予防する方法をご紹介していきます。
01. 毎日スキンケアをおこなう
毎日の洗顔と保湿といったスキンケアは、マスクトラブルの防止につながります。一日を過ごした肌や睡眠後の肌には、菌や汚れがたくさん。洗顔をして、保湿をすることで、清潔で潤うのあるお肌を保ちましょう。
02. 正しいサイズのマスクを着用する
肌に密着する内側の層に、綿などの柔らかく自然で通気性のある生地を使っているマスクを着用するといいそう。ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの合成繊維は、肌を刺激しやすいため、敏感肌の方はこれらの素材が肌との接触面に使われているマスクの着用は避けた方が無難でしょう。
03. マスクの休憩時間を取る
4時間ごとに15分間マスクを外すことで、肌を健やかに保つことができるそう。もちろん人といるときはなかなか外せないかとは思いますが、人との距離が十分に保てた野外などでは、マスクを外し肌を休ませてあげましょう。
04. 布製マスクは毎日洗う
布製の繰り返し使えるマスクは毎日洗いましょう。使用済みのマスクについた油分や皮膚細胞が肌に触れると、トラブルの原因になります。マスクは常に清潔なものを着用することが重要です。
まとめ
マスクネに心当たりがある人は、しっかりと原因を理解して予防していきましょう!