パックマンとレゴ、40年間知られていなかった「運命的な繋がり」とは
80年代のカルチャーアイコン、アーケードゲームの象徴たる『パックマン』。日本が世界に誇る「バンダイナムコ」(旧ナムコ)の傑作が、レゴになって登場!
発表された新作「レゴ®アイコン ゲームセンターマシン パックマン」は、アーケードの魅力を感じさせる意匠が満載。
筐体の形はもちろん、本物そっくりの4方向レバーやコイン投入口も搭載。細部のアートワークまでしっかりレトロに再現された姿は、ひと目見ればスモーキーなゲームセンターの景色を呼び起こすことだろう。
投入口にはライトブロックが使用され、コインを入れるあの“ドキドキ”すら感じてしまいそう。もちろん、コインは入らないけど。
しかもこの商品、再現したのは外見だけじゃない。側面に搭載されたハンドルを回すと……
筐体内部にはこのセットのために作られたという新しいチェーン部品が張り巡らされ、ハンドルを回すことでぜんまい仕掛けが作動。迷路の中でゴーストとパックマンが動き回る、あの様子が再現できるのだ。
さらに、上部に設置されたゴーストのオブジェには、スイッチを押すことでゴーストが回転して青い姿となるギミックが。
ゲーム内では、パックマンがエサを食べて強化されるとゴーストが回転して青くなる。レゴのアーケード内でこれを再現するのは難しかったため、オブジェを追加してオマージュを実現している。
隅々まで再現され、懐かしの追いかけっこを追体験できる。
今回選ばれたゴーストは、プリンキー(赤)とクライド(橙)。レゴブロックのビビッドなカラーパレットと相性抜群で、鮮やかな色味はバブル期のネオンカラーを彷彿とさせるもの。
そして最大の注目ポイントとなるのは、やっぱり主役・パックマンの黄色。
ゴーストたちと同じくレゴのカラーリングと完璧にマッチしているのだが、これは開発陣も驚く“運命の導き”によるものなのだそう。
というのも、本家の色に近づけるべく試行錯誤するなか、バンダイナムコ社との打ち合わせによって衝撃の事実が発覚。じつは、パックマン製作時に参考にしたのは、レゴブロックのイエローだったというのだ。
「パックマンをどんな黄色にしようか悩み続けていたのに、そもそもレゴブロックがアイデアの原点だったなんて、こんなことがあるんですね」
デザイナーのスヴェン・フラニックがコメントしているように、両者にとってまさに運命的なコラボレーションとなったようだ。
また、背面のカバーを取り外すことで内部の機構を見ながら動かすこともできる他、ここにも小さなオマージュが。
レゴらしい、再現度の高さと可愛さを兼ね備えたセットとなっている。
作る過程はもちろん、オブジェとしても楽しめる「ゲームセンターマシン パックマン」は、当時のアーケード好きはもちろん、レトロ好きな若い世代にとっても魅力的なのでは。
6月1日より、全国のレゴブランドストアおよびオンラインストア等にて発売される予定。売り切れ必至、気になったらぜひチェックしてみて。