「運命的な出会い」が絶対ある。大人気アクセサリーブランドのピン
企業ブランディングにおいて、いまやSNSは消費者との接続を考えるうえでも必須のプラットフォーム。なかでも海外企業が注目しているのがPinterest。
そこで、シリーズ「世界の企業Pinterest好事例」では、思わずピンしてしまいたくなるような各企業のPinterest活用術をご紹介!
主役はユーザー
セレンディピティに出会うボード
「Mejuri(メジュリ)」は、カナダ・トロント発のジュエリーブランド。日本ではまだそれほど知られていませんが、サステイナビリティにも配慮した高品質ジュエリーをお手頃価格で提供しているとあって、北米の若者から絶大な支持を得ているんです。
そんな若者に人気なMejuriは、SNSの使い方も一枚上手。フォロワー数129万人を超えるInstagramだけでなく、Pinterestの使い方だって、超〜巧みなんですから!
今回ご紹介するMejuriのボード「The Fine Clue」は、アンバサダーたちが撮影した写真のみを掲載したボード。愛犬に寄せた耳に輝くゴールドのイヤリング、グラスへ伸ばす指に光るリング……。生活の一部を切り取った写真が並ぶ様子は、まるでInstagramのフィードよう。
「The Fine Clue」のようなユーザー発のコンテンツは、「UGC(User Generative Content)」と呼ばれるもの。プロモーション用のビジュアルではなく、“誰かが撮った写真”を使うことで、顧客たちと商品の間に親近感を生み出す戦略です。
ご覧の通り、Mejuriのボードはエステティックでありながら、とっても自然。写真だけでブランド名は判別できないようになっていて、「どこのものかわからないけど、このジュエリーかわいい!」というセレンディピティな出会いも期待できそう。
じつは、Pinterestの上位検索のうち、96%はブランド名が含まれていないのだとか。UGCを駆使して、偶然の出会いを演出するMejuriのコンテンツは、新たな発見を求めるユーザーの特性を見事に捉えたものなのでしょう。
さすがはデジタルネイティブたちに愛されるブランド、お見それしました!