石ノ森章太郎と松本零士。天才漫画家の運命的な共通点とは?

何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。

それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。

アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?

漫画家・石ノ森章太郎と松本零士の誕生日

年齢や性別を問わず、「好きな漫画、アニメは?」と聞かれたら、きっと多くの人がいくつものタイトルを挙げることができるでしょう。

今日1月25日は、それほどまでに多くの人に愛される、日本が誇る文化・漫画の歴史を語るうえで欠かすことのできない二人の漫画家の誕生日です。

一人は『サイボーグ009』や『仮面ライダー』シリーズなどを手掛けた石ノ森章太郎氏、そしてもう一人は『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』などを世に送り出した松本零士氏。

じつはこの二人、誕生日が同じだけでなく、誕生年(1938年)も一緒。つまり、まったく同じ生年月日なのです。

さらに、驚くことに、出身地や出身小学校までも......と、そこまで都合よくはいかないのですが、この稀代の人気漫画家たちには奇跡的ともいえるいくつもの共通点があります。

まず、漫画家を志すきっかけ。

少年期、ある作品と出会い、二人は漫画家になろうと決意するのですが、その作品とは『新寶(宝)島』。作者は“漫画の神様”として世界に多くのファンをもつ、手塚治虫氏です。

手塚作品に魅了され、漫画道を邁進し、ふたりはそれぞれ『二級天使』(石ノ森)、『蜜蜂の冒険』(松本)でプロの漫画家としてデビュー。ともに掲載されたのは月間漫画誌『漫画少年』(学童社)でした。

さらに、これは後になってわかったことのようですが、手塚氏があまりの忙しさから、離れた場所にいる複数のアシスタントにサポート業務を依頼していた際、アマチュア/セミプロだった石ノ森氏と松本氏が、同じ作品『ぼくのそんごくう』の制作に携わっていたのだとか。

石ノ森章太郎と松本零士。

ともに未来を舞台にしたSF作品を得意としながら、登場するキャラクターの憂いに満ちた生き様や不完全さが極めて人間臭く、その絶妙なバランスが多くの人を虜にする、天才漫画家。

日本が漫画大国、アニメ大国として知られるようになる礎を築いた、運命的なつながりをもつ二人の作品は、これからも世界中の人に愛され続けることでしょう。

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