なぜ、あなたは「運命の人」を知る必要がないのか？
素敵な誰かに出会い、些細なことでフィーリングが合う。そんな時、相手を「運命の人だ！」と考えたことはありませんか？
でも、「Elite Daily」の人気ライターPaul Hudson氏の考え方では、それは間違いなのかもしれません。この記事の中で彼は「運命の人は、自分の努力で作り上げていくもの」と語っています。
相手が自分にとっての「運命の人」かどうかは、どうしたらわかるのだろう？実際には、それを知る方法なんてない。人生において確かなものなどないし、宇宙の中にある万物は永遠ではない。
恋に落ち、人生の伴侶に出会うことは、あらゆることと同様に様々なことの組み合わせでできている。流されたり、自分の意志とは異なる方向に引っ張られたりもする。
でも、現実には、自分の意志に「完全に反する」ということはない。偶然のように感じられるものでも、その一部は自分たちが引き寄せたものでもある。私たちの今の状況は、これまで自分がしてきた選択の結果なのだ。
人生にはコントロールできないこともある。これまで実際にしてきた自分の選択が、もし違うものだったら…。きっと、今の状況とはまったく違ったものになっていたということを受け入れなければならない。
人間には理解できない現実・・・
どんな結末を迎えるかは未知数
人はシンプルなものが好き。つまらないものや意味のないものを、自分の人生から取り除く。でも、実際にはそうして何かを取り除く度に、現実を変化させている。
真実よりも遠いものはない。すべての物事に限界があるように、私たちの認知能力には限界がある。単に充分な処理能力を持っていないため、人は完全に現実を理解することはできない。
では、これは何を意味するのか？それは「暗闇の中で撮影している」ということだ。可能な限り最高の選択をしていると期待してしまうが、すぐには結果が分からない以上、その選択が望む方向に導いてくれるのかはわからない。
もちろん、すべてに可能性があり、現実になるチャンスが多いものもある。いくつかは、他のものよりもいい結果をもたらす可能性がある。
選択した目的地に到達するかどうかは決してわからない。一か八かやってみて、最善を祈るしかない。
永遠の愛は「幻想」
恋の行方には無数のシナリオが
恋人や人生のパートナーとして考え得る誰かに出会う時、その人が運命の人だと確信することはできない。だから、実際にはあなたの意志でその恋愛の行方や人生の方向をコントロールしなければならない。そこには無数のシナリオがある。
永遠の愛はロマンチック。確かに、人が作り出したものとしては、必要なものかもしれない。でも、結局は希望的観測にすぎない。「死ぬまで一緒にいるだろう」と心から愛していた人を失う可能性は充分にある。「神秘的な方法で愛は機能する」ということわざがあるが、真実はそれほど神秘的ではないのだ。
恋愛についての研究には様々なものがあり、いくつかの因果関係がある。しかし、愛と人生は信じられないほど複雑で、掘り下げると圧倒されてしまう。
それは人がバカだということではない。その複雑さを理解することができず、愛を神秘的なものだと理解するだけだ。
通りを歩いていて運命の人とすれ違っても、ずっとそれに気づかないかもしれない。逆に、出会った瞬間に誰かと恋に落ち、残りの人生を一緒に過ごすことになることも。
相手を「運命の人」にするべく
ベストを尽くせ！
最愛の人と別れてしまい、大きな過ちを犯したことに気づくこともあるはず。
もちろん、新しい恋の可能性は常にある。壮大で、以前とは異なる愛を築く可能性は充分。でも、そうならない可能性があることも事実。
それぞれの状況によるため、どちらのほうが確率が高いと言うことはできない。でも、可能性がある限り、壮大な愛を目指してベストを尽くす必要がある。
失敗するかもしれないし、成功するかもしれない。でも、それを考えたところで、結果がわかるわけではない。相手が運命の人かどうかなど気にしなくていいのだ。
コントロールして作り出せるものがあるように、コントロールできないことで壊れてしまうものもある。それなら、前者に焦点を当て、最善を尽くすべき。
幸せな結末を保証することはできないが、間違いなく面白い人生を送ることができるはず。
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