「人間の脳内にチップを埋め込む試験」ついに米国で臨床試験へ

イーロン・マスクらが設立した、脳内に埋め込むデバイスを開発する企業「Neuralink」。なんと、「FDA(アメリカ食品医薬品局)」からヒトでの臨床試験に対する承認を得たらしい。

同社は、脳内に埋め込まれたチップでコンピューターやスマートフォンなどを操作できるようにすることを目指しているとのこと。実現すれば、麻痺などで手足が不自由な人の生活をサポートできる可能性を秘めているそうだ。

ただ、動物実験では約1500頭を殺処分したと報じられており、同社がサルの死を公表した際には動物虐待だとの指摘を受けている。

「FDA」から認可を受け、マスク氏本人も「自分の子どもにだって喜んでチップを埋め込めるほど安全性に自信がある」と述べてはいるものの、倫理的な観点から反対する人や技術に不安を抱く人は少なくないだろう。

なお、臨床試験の詳細は近々公開される予定で、募集はまだ始まっていないとのこと。人類の可能性を広げる試験にはなるはずだが……どんな結果が待っているのだろうか——。

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