脳内チップを埋め込んだ治験者、「思考だけ」でチェスのプレイに成功
イーロン・マスクらが設立した、脳内チップの開発を手がける「Neuralink」。昨年「FDA(アメリカ食品医薬品局)」からヒトでの臨床試験に対する承認を取得し、今年の初めには脳内デバイスの人体治験に成功しており、ついに人間の脳内にデバイスが埋め込まれることとなった。
そんな脳内チップの治験者が、思考のみでチェスをプレイできるようになったらしい。考えるだけでマウスカーソルを動かせるようになり、チェスゲームで駒を動かすことに成功したそうだ。
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脳内チップを埋め込んだのは、Noland Arbaugh氏。事故が原因で肩から下が麻痺し、ゲームの操作はできなくなってしまったという。
しかし、脳内チップにより再びゲームをプレイできるようになったとのこと。同氏によると埋め込み手術は問題なく完了し、認知障害などは見られなかったそうだ。
なお、イーロン・マスクはさらに先を見据えており、将来的には脳内チップを埋め込むことで手足を再び動かせるようにすることを目指しているという。
なんだか遠い未来の話のようにも聞こえるが、あの人ならすぐに実現させてしまうのかもしれない——。
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