恋をしているとき、脳内で何が起こっているの?

アメリカの心理学者や臨床心理士、カウンセラーなどが多く所属する団体「American Psychological Association(アメリカ心理学会)」が、恋愛をしているときに脳内で起きていることについて深掘りする記事を公開している。あまり知られていない情報もあるので、重要なポイントをかいつまんで紹介したい。

まず、特定の人が愛する人とそうでない人の写真を交互に見た場合、愛する人を見たときは中脳の腹側被蓋野(ふくそくひがいや)が活性化されるとのこと。これは「お腹が空いたら何かを食べる」「喉が渇いたら水を飲む」などといった基本的な欲求を満たすこととつながっている部位なのだとか。

恋愛によって、快感ホルモンと言われるドーパミンや、抱擁ホルモンと言われるオキシトシン、多幸感をもたらすアドレナリンなどの化学物質も放出されるそうだ。

また、彼らは長期の恋愛についても触れている。

結婚20年以上の熟練夫婦においても、パートナーの写真を見た場合、やる気などにつながるドーパミンが豊富な領域が活性化していたとのこと。

これらの情報を踏まえると、どうやら恋愛は私たちの基本的な欲求に関わることのようだ。こんなことを考えると、恋愛に対する価値観も少し変わるのでは?

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